くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル

蒔田光治脚本、堤幸彦監督の大ファンの私は誰がなんと言おうと「トリック」の劇場版は見に行くのです。
というわけで、今回も蒔田光治らしいぼけとつっこみ満載のせりふに、過去のテレビドラマ,CMなどをふんだんに取り込んだおふざけ演出の数々で楽しめました。

まぁ、毎回、というか、劇場版シリーズの展開は設定も含めてほとんどワンパターンで、今回で三作目です。だからこそ今回の舞台は万練村(マンネリ村)なのだからこれまたブラックユーモアでほほえましいほどに転けてしまう。取り立ててここぞというほどのシーンもありませんし、お気楽にァハハと笑いながらいつものパターンで不思議な世界でのひとときを過ごせました。

とはいえ、テレビシリーズや過去の劇場版に登場したシーンも所々にあり、今までのシリーズをみていればそれはそれだなおいっそうこの「トリック」ワールドに浸ることができますね。
お気楽な娯楽映画、ファンにはたまらない一本ですが、スケールが過去のに作品よりダウン、ちょっと堤幸彦も飽きてきたのでしょうかね。仲間由紀恵阿部寛も今ひとつ精彩に欠けてきたようにも見えたのは私だけでしょうかね。

まぁ、テレビで見るより格段に音響は良いし、画面はでかいし、それを単純に楽しめる一本でした。