「リベンジgirl」
いやぁ、見るものがない。究極の選択の一本。桐谷美玲が好きというわけではないがあのキャラは結構好みだったりする。ただ、映画に芸術性とか完成度だけを求める人にはこの映画は向きません。作品としてはしょぼいのです。でも、桐谷美玲がこの手の能天気な前向きキャラを演じるととにかく映画が楽しい。だから、見ていて、なるほどと感化されたりもするし、見終わってハッピーになってしまう。だから良い。
東大主席、学内ミスコン優勝、という華麗な経歴の持ち主宝石美輝。ただ、その美貌と才覚とは裏腹に性格はひたすら悪い。しかもその悪いことに気がついていない能天気な憎めない主人公の物語。
絶対自分を愛していると信じていた政治家の御曹司に振られたことから、見返すために総理大臣を目指そうとする。いかにも薄っぺらな物語だが、桐谷美玲が演じると絵になるから面白い。
そんなすっ飛んだキャラクターに一人の政治家秘書と事務所がバックアップすることになってのコメディが始まる。
なんのこともない、よくある展開ながら、ここでも桐谷美玲の独特の可愛らしさがストーリーを華やかにしていくから不思議。
さりげない人情ドラマとラブストーリーが絡んで来て大団円となるのですが、ひたすら桐谷美玲のキャピキャピ展開にどんどん引き込まれてしまった。流石にちょっと年齢がと思わなくもないですが、こんな可愛い子に睨まれたら思わず抱きしめてしまうなと思う。
年内最後の映画かもしれないけどハッピーになれました。