くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ブラックパンサー」「プリンシパル 恋する私はヒロインで

kurawan2018-03-05

ブラックパンサー
ちょっと毛色が違うマーベルコミック映画という空気感を必死で出そうとしているが、結局、マーベルコミック映画で、単純に楽しむ作品でした。監督はライアン・クーグラー

遠い昔、アフリカのある地に未知の物体が落下、それは超常的な力を発揮する鉱石ヴェラニウム。その鉱石を基に発展したワカンダという王国は、その鉱石が世界に広まり、混乱を招くことを恐れ、世界中にスパイを派遣、自らの国も周りから隠して、超文明国として発展していた。

この大前提から、物語は国王ティ・チャカの死により、息子であるティ・チャラが王位をつぐところから映画が始まる。

物語の中心はこの王位をめぐる争いとヴェラニウムを使い世界を征服しようと考える男の物語となる。

アフリカを舞台にした神秘的な儀式や音楽を取り入れた空気感は、一見、毛色の違ったマーベルコミック映画のようだが、その映像はほとんど代わり映えもせず、ただ娯楽映画として楽しめることを主眼に描かれています。

まぁ、このシリーズに中身を求めるものではないと思うので、単純に楽しめたからいいとしましょう。


プリンシパル 恋する私はヒロインですか?」
黒島結菜目当てで見に行った映画ですが、チャラいラブストーリーもしっかりとした監督が撮るとこうなるという典型的な、なかなか良くできた仕上がりの映画でした。ラストの音楽が流れたら、素直に感動してしまった。監督は篠原哲雄

東京の学校で引きこもりになった主人公糸真は、離婚して札幌に住む父親の元にやってくるところから映画が始まる。真っ赤を基調にした糸真のファッションと黒島結菜の可愛らしさにまず惹かれる。

転校先の学校で、弦と和央という二人のイケメン、晴歌とい友達もできた糸真の恋の物語が中心になる。あとは単純な学園ラブうストーリーですが、しっかりとしたカメラワークが、チャラい作品に仕上げてこないのがいい。

残念ながら、弦と和央のキャラクターが今ひとつパンチにかけるために、黒島結菜の演技力だけが浮いてしまったのが残念。久しぶりに脇役で光る谷村美月も今ひとつ精彩にかけてしまった。

でも、普通に楽しめるし、映像のリズムも音楽センスもいいので、映画が映画として仕上がっていました。私は好きです。