くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ファンタスティック・プラネット」

ファンタスティック・プラネット

念願の作品をようやくスクリーンで見ることができました。なるほど、造形のオリジナリティといい独創性あふれる展開といい、傑作といえるに十分なアニメーションでした。見てよかった。監督はルネ・ラルー

 

女と赤ん坊が何かから逃げている。その先で青い巨大な手がこの親子を弾いている。どうしようもなく倒れたところへ巨人のような青い生物がその親子を摘まみ上げる。その生物の子供がこの人間の赤ん坊を飼いたいと言いだし、ペットにするところから物語が始まる。

 

この星では巨人のドラーグ人というのが支配していて、彼らは時々瞑想をする事で何か進化をしている。支配されているのは野蛮とされている小さな人間達で、ドラーグ人のペットになったりして生きている。

 

冒頭でペットにされた赤ん坊はテールと名付けられドラーグ人の子供に可愛がられ、やがて少年となる。ある時、テールはドラーグ人が知識を吸収するレシーバーという機械で知識を吸収し、その機械を盗んで逃げる。そして人間のコミュニティに到着。そこで、知識のなかった人間に知識を与え、やがて人間はドラーグ人の作ったロケットの墓場に移動しそこでロケットを作り、野生の惑星を目さすが、一方でドラーグ人は人間狩りを進めてくる。

 

野生の惑星についた人間は、そこでドラーグ人の体だけの像を発見する。ドラーグ人は瞑想してこの像と合体し生殖を行なっていたのだ。人間はその像を破壊する術を見つけ、危機を感じたドラーグ人は人間と和解し共存することにする。

 

時が経ち人間は人口の惑星テール(地球)を作り移住。ドラーグ人は元々の星で共存繁栄していって映画は終わる。とにかく、独創的な画面やデザインが秀逸で面白い。お話はよくあるSFという感じながら、オリジナリティあふれる画面を楽しめる一本でした。