くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画感想「太陽」

終戦を向かえた頃の昭和天皇の姿を描く「太陽」、監督はロシアのアレクサンドル・ソクーロフという人である。 非常に意欲的な作品で、優れた映画という感想がまず第一に浮かんできた。昭和天皇が終戦を機に神から人間に変わる姿を非常に叙述的に描いている。…

映画感想「地下鉄(メトロ)に乗って」

本当に純粋な映画に出会いました。「地下鉄(メトロ)の乗って」はそんな映画でした。 最初は「ALWAYS三丁目の夕日)のタイムトラベル版かと思っていたので、出だし部分は少し、見当違いで、入り込みにくかったのですが、堤真一の淡々とした演技と大沢…

映画感想「レディ・イン・ザ・ウォーター」

M・ナイトシャマラン監督の「レディ・イン・ザ・ウォーター」を見てきた。 そもそも、M・ナイトシャマラン監督という人は少々気取っているように見える。本来、B級ホラー映画のようなジャンルをさも良質の芸術作品であるかのごとく淡々と作っていくのがど…

映画感想「ブラック・ダリア」

大好きなブライアン・デ・パルマ監督の久々の新作がやってきた。 「ブラック・ダリア」 実在の猟奇殺人事件を取り上げたジェイムズ・エルロイ原作の映画化である。 ジェイムズ・エルロイという人は「L・Aコンフィデンシャル」を書いた人なので、この手の警…

映画感想「涙そうそう」

久しぶりに最高品質の映画を見ました。おそらく今年のベストテン、いやベストワンになるかもしれません。 「いま、会いにゆきます」で土井裕泰監督を評価しなかった批評家連中を見返してやったと思います。俳優さんの演技、脚本、プロットの組み立て、カメラ…