くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

映画感想「アイアンマン」

今さらという感じ。 日本ではこの手の設定は古いのですよね。ガンダムがあり、マジンガーZがあるロボット先進国では。まぁ、それほど期待もしていなかったので、あれはあれでいいかなと思いますが、それにしても取り柄のない作品です。 マーベルコミックの…

映画感想「ウォンテッド」

ロシアの奇才ティムール・ベクマンベトフ監督のハリウッド進出第一作「ウォンテッド」を見てきました。「ナイトウォッチ」で見せた独特の映像感覚と音に対するオリジナリティあふれるリズム感は今回の「ウォンテッド」で爆発。しかも、冒頭のつかみの部分か…

映画感想「おろち」

楳図かずお原作の伝説の名作漫画「おろち」 今まで映画化が難しいといわれていたらしい作品がとうとう劇場に登場した。 かなりの期待はしていたが、監督があまり名のあるひとでもない中で不安もかなりあった。第一印象は、なんともテンポに載れない作品でし…

映画感想「12人の怒れる男」

この作品をみて、シドニー・ルメット監督の名作を思い出さない人はおそらく皆無に近いでしょう。たとえ、映画ファンならずとも、あまりにも有名なオリジナル版はいまなお、映画史に燦然と光っています。そんな金字塔をリメイクしようとしたのが、ロシアの世…

映画感想「大決戦!超ウルトラ8兄弟」

もう、笑ってしまう。 何でこの年になってウルトラマンの映画を見に行くのか?とにかく、懐かしいの一言のために見に行った。なんせ、初代ウルトラマンの黒部進さん、セブンの森次晃嗣 、ウルトラマンエースの高峰圭二 そして帰ってきたウルトラマンの団時朗…

映画感想「パコと魔法の絵本」

この映画に理屈なんてない。 前半、ほんの15分ほどたって、パコ(アヤカ・ウィルソン)が登場するあたりから、もう涙が止まらなかった。最初は涙が流れるままに見ていたのですが、そのうちハンカチで押さえないと見ていられない。しまいにはいすを揺らすほ…

映画感想「おくりびと」

モントリオール世界映画祭でグランプリ受賞。スタッフ誰もが、そんなことを予想もしなかったために会場にもいなかったという驚きの作品である。まぁ受賞の有無はともかくも、最初から見たかった映画なので、本日出かけた。なんせ、受賞によるミーハーのおじ…

映画感想「幻影師アイゼンハイム」

少し前に公開され、見る機会がないままに、あきらめていたのだが、天六ユウラク座で細々と公開していたので、いそいそと出かけた。映画友達の人が絶賛しただけあって、すばらしい作品でした。19世紀末のウィーンを舞台に、奇術師アイゼンハイムを主人公に描…

映画感想「幸せの1ページ」

非常に評判が悪いこの「幸せの1ページ」 主演がジョディ・フォスターで、引きこもりの作家が少女を助けるために冒険にでるなっていうキャッチフレーズで宣伝しているため、誰もがかつてのジョディのイメージからシリアスな人間ドラマだと思ったためだろう。…

映画感想「グーグーだって猫である」

漫画家大島弓子さんの自伝的エッセイ漫画を映画化した作品で、犬童一心監督作品でもあるので、少々期待していた作品でした。 しかも、今や名優に近い存在感のある小泉今日子主演、とくれば、傑作まで行かなくてもそれなりに楽しめるだろうという期待があった…

映画感想「20世紀少年第一章」

原作を読んで期待の一作「20世紀少年」その第一章を見る。 監督は堤幸彦。きらいな監督ではない。キャストも唐沢寿明、豊川悦司などなど、芸達者をそろえ、原作の複雑なプロットを映像化にチャレンジ。そもそも、原作のプロットの組み立てが複雑すぎるがゆえ…

映画感想「闇の子供たち」

タイにおける外国人による幼児買春、臓器売買、その実態を衝撃的な物語として取り扱った梁石日の原作を阪本順治監督が映画化した作品がこの「闇の子供たち」冒頭、大きな満月がゆっくりと夜空を動く、背後に流れる心臓の鼓動のようなドンドンという効果音。 …