くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

映画感想「コッポラの胡蝶の夢 」「シェルブールの雨傘「ロシュフォ

フランシス・フォード・コッポラ監督が10年ぶりに発表した作品「胡蝶の夢」を見てきました。 人生の終焉を迎えて、絶望した主人公が、自殺を図らんとした日に落雷にあって40歳近く若返ると共に驚異的な能力さえも身につけるという物語である。題名が示す…

映画感想「チェンジリング」「7つの贈り物」

期待の人間ドラマが目白押しの時期である。 クリント・イーストウッド監督作品「チェンジリング」を見てきた。 1928年に実際に起こった事件をもとに、アンジェリーナ・ジョリーを主役に迎えてのシリアスなドラマである。冒頭から、色彩を抑えた落ち着い…

映画感想「少年メリケンサック」

なんとも、書きづらい作品でした。 宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一などなど、個性の塊のような芸達者が、これまた個性の塊のような宮籐官九郎の脚本で大活躍するというのだから、興味深々ではありましたが、結果として、それぞれの個性の波長が干渉し合って…

映画感想「ベンジャミン・バトン数奇な人生」

老人から子供へと若返っていくという、ありそうでなかった物語を見てきました。 原作は一応あるものの若返るというアイデア程度しかない短編らしく、ほとんどがオリジナルストーリーです。当然ながら、CGを使った見事なメイクも見物ではありますが、3時間…

映画感想「チェ39歳別れの手紙」

チェ2部作の後半部分を見てきました。 重厚な人間ドラマで。今回も二時間がぜんぜん退屈せずに見ることができました。第一部のキューバ革命の姿とは裏腹に、今回、ボリビアでの革命活動を描く本作はさすがに、チェ・ゲバラの笑顔のシーンが極端の少ないよう…

映画感想「アンナ・カレーニナ」「石の花」

ロシア文学大全集と名うってシネヌーボーで開催中の作品を見てきましたまず予定外だったのですが、時間があったので「アンナ・カレーニナ」をみました。 ソビエト映画というと長い、しんどいというイメージを持ちがちですが、なんの、この作品は二時間半近く…

映画感想「マンマ・ミーア」

私たちの年代にとってはABBAは青春そのものである。したがって映画のできばえはどうであれ、あの名曲の数々をミュージカルという形で見ることができるのは本当に楽しかった。もともとの舞台を見ていないので、映画と比べてどうだこうだとはいえないけれ…