くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

映画感想「ディア・ドクター」

世の中には、免許というものを持っていないとできない仕事がたくさんある。ある意味で勉強をして免許さえ取ればできる仕事がたくさんあるということである。 この映画を見るにあたって、言葉の意味、職業の意味、生、死それぞれの意味、何もかもをただ形だけ…

映画感想「いけちゃんとぼく」

西原理恵子原作の絵本の実写映画版です。 とにかく、いけちゃんというCGで描かれた風船のようなキャラクターが抜群にかわいいのである。 宣伝フィルムを見たときは、単調な面白みのないものに見えていたが、いかんせん、スクリーンでその姿を見ると、とに…

映画感想「愛を読むひと」

ベルンハルト・シュリンク原作の「朗読者」という世界的なベストセラーの映画化作品である。 スティーヴン・ダルドリー監督が描く大人の愛の物語は、まだまだ私にはわかりづらいものがあった。非常によくできたラブストーリーなのですが、今ひとつのめりこめ…

映画感想「トランスフォーマー リベンジ」

第一作もかなりあわただしい展開と、映像だったのですが、今回はそれに輪をかけたようなめまぐるしい作品になっています。映画としては、前作同様、とにかく面白い。それにど派手なロボット対戦の展開はまさに大スクリーン向きの典型的な超大作である。 あれ…

映画感想「剱岳ー点の記ー」

名カメラマン木村大作が描く人間ドラマとして、各界から期待の一本「剱岳ー点の記ー」をみる。非常にまじめ、かつ丁寧な演出が行われているので、ある意味非常に平凡といえば平凡である。しかしながら、そんな想いで見続けていくとやがて、そのリアリティ、…

映画感想「レスラー」

いまや完全に忘れ去られたかのようになってしまったかつてのトップ俳優ミッキー・ローク。 その彼が起死回生の一本として、演じきった一人の年老いたプロレスラー。その話題性だけではなく一本の作品としてもあまりにも完成された人間ドラマに、涙が出るのを…

映画感想「真夏のオリオン」

田中麗奈主演で私の好きな作品「はつ恋」や「山桜」を演出、さらに、秀作「深呼吸の必要」を世に送り出した篠原哲雄監督作品でした。最初、監督を知らずに福井晴敏脚色という名前で、おそらくスリリングな戦争映画だろうと思って見に行ったのですが、そんな…

映画感想「ターミネーター4」

まだ続くのかなんて思いながら、でもターミネーターファンにとってはやはり見てみたい。 原題は「TERMINATOR SALVATION」つまり「救い」である。 まぁ、「ターミネーター4」のほうがわかりやすいといえばわかりやすい。作品の質とか何と…

映画感想[ROOKIESー卒業ー」

この映画にああだ、こうだと理屈をこねたらファンの人はもちろん、誰からもブーイングだろう。 大ヒットテレビドラマの映画版にして、完結編?である。テレビドラマに熱くなった人は映画版を見てもう一度熱くなればいい。テレビ版で涙した人は映画版でもう一…

映画感想「ハゲタカ」

NHKが放映した秀作ドラマ「ハゲタカ」の映画版である スタッフキャストともにほとんどオリジナルをそろえ、大友啓史監督は見事に名作ドラマをスクリーンに再現した。冒頭の中国の農村のシーンに始まり、抜群の効果音のセンスで、迫真のドラマが幕を開ける…

映画感想「ザ・スピリット」

フランク・ミラー独特の映像世界をたまには楽しむかと思って出かけたものの、完全なB級アクションに徹した作品で、正直、眠かった。 体調が悪かったというのも原因かもしれないものの、始まってから、睡魔との闘い、物語が果たして面白かったのかどうか、正…

映画感想「インスタント沼」

ぁははあ〜〜と思わず笑いっぱなし、でも笑っている合間にも次のギャグがちりばめられて、大声を出して笑う暇もない、せりふの洪水、そんな楽しい映画がこの「インスタント沼」 主演は昨日から注目の麻生久美子である。映画が始まったとたん、次から次から、…

映画感想「おと・な・り」

こういう物語もあってもいいな。淡々とした平凡なお話、平凡な展開、でも些細な夢、些細なロマンスがあってもいいんじゃないかと思うんです。この「おと・な・り」という映画、ミニシアターで大ヒットし、シネコンに拡大公開された作品です。麻生久美子、岡…