くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画感想「コウノトリの道 心臓を運ぶ鳥 後編」「ジュピター」

「コウノトリの道 心臓を運ぶ鳥 後編」 先日見た前編に続く後半。前編の最後で、ユダヤ教徒のような男に銃撃されるシーンに始まる。主人公ジョナサンは、その男に麻酔薬を打ち込まれ、意識がもうろうとする中、真相の一部をかいま見てしまうところから本編へ…

映画感想「忘れないと誓ったぼくがいた」「サムライフ」

「忘れないと誓ったぼくがいた」 こういう青春ファンタジーというのは大好きなので、ちょっと、感動を期待して見に行ったが、余りに投げやりすぎる物語、脚本、演出に正直、参ってしまった。しかも、主演の村川虹郎という男の子がとにかくへたくそで、せりふ…

映画感想[AFFLICTEDアフリクテッド」「特捜部Q 檻の中の

「AFFLICTEDアフリクテッド」 いわゆるフェイクドキュメントで見せるくだらない映画か?、という感じのオープニングだったが、ストーリーの盛り上げがなかなかしっかりしていて、終盤にいくに従って、それなりの完成品になっていた。とはいえ、嫌い…

映画感想「陽だまりハウスでマラソンを」「ロスト・フロア」「時計じ

「陽だまりハウスでマラソンを」 非常に軽い題名である。しかし内容は、もう少し奥が深いし、しっかりしている。確かに、元オリンピック選手が老年となり、もう一度マラソンにでて、完走するという感動物語であるが、その背後に、年老いたことへの問いかけ、…

映画感想「オール・チアリーダーズ・ダイ」

去年だったか、チアリーダーが巨大になる映画を見たが、なんと今回は、死んでからよみがえるという代物、まったく、こんな映画よく作ると思う。しかも、むんむんするほどのセクシームードは、さすがにアメリカでないと実現しないジャンルだから、ある意味、…

映画感想「イントゥ・ザ・ウッズ」

ブロードウェイの人気ミュージカルを実写映画化したなりもの作品。監督はロブ・マーシャルだから、ちょっと期待の一本。冒頭部分がとにかくいい。フルミュージカルですべてのせりふを歌で表現しながら、主人公の、子供のいないパン屋の夫婦が、隣に住む魔女…

映画感想「ナイト・ミュージアム エジプト王の秘密」「映画 暗殺教

「ナイト・ミュージアム エジプト王の秘密」 元々、このシリーズはそれほど好みではなのですが、今回の第三部は、さすがに、お話がつきたという感じだった。博物館の中にある、展示物を動かす根元となるエジプト王の石板が異常をきたし、仲間たちが次々とう…

映画感想「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」「

「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」 すばらしい傑作に久しぶりに出会いました。切れのある演出、時代背景を見事に切り取ったエピソードをちりばめた脚本、実話とはいえ、登場人物それぞれが見事に存在感を見せる演技、そして、ベネディ…

映画感想「迷宮カフェ」「フェラーリの運ぶ夢」

「迷宮カフェ」 骨髄バンクに登録しなさい、というお仕着せがましいほどに繰り返し訴えかけてくる。しかも、そのメッセージを遠回しに語ろうとするあまり、ストーリーは支離滅裂になってしまった。映画としては、一番嫌いなタイプの映画である。監督は幌根川…

映画感想「マイ・ライフ・メモリー」「余命90分の男」「コウノトリの

「マイ・ライフ・メモリー」 すさんだ映画、確かにアメリカはこうだね、という逃げ場のない映画でした。ひたすら暗いです。まぁ、ナオミ・ワッツをみるだけの映画なのでいいといえばそれまでだったでしょうか?監督はロリー・コリヤーです。コンビニで働くメ…

映画感想「ストロボ・エッジ」「唐山大地震」

「ストロボ・エッジ」 廣木隆一監督作品でもあり、有森架純、黒島結菜がでているならいいかなという感じで見に行ったが、なんというか、どんだけ蓮くんもてるねん、どんだけ仁菜子ちゃん、もてるねんという余りに平凡なラブストーリーだった。とにかく、だん…

映画感想「女神は二度微笑む」「ディオールと私」

「女神は二度微笑む」 踊らないインド映画、上質のサスペンスと話題の一本を見る。監督はスジョイ・ゴーシュという人である。ちりばめられた伏線の数々が謎を呼んでというようなキャッチフレーズだが、全体には香港映画的な作りのサスペンスだった。正直、中…

映画感想「博士と彼女のセオリー」「ブルックリンの恋人たち」

「博士と彼女のセオリー」 いまさらでもない、難病と闘いながら宇宙理論を展開する天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生、そして、彼女を支えた妻ジェーンのラブストーリー。とにかく、とってもよかった。美しいラブストーリーなのだが、このお話…

映画感想「デッドハング」「ソロモンの偽証 前編・事件」

「デッドハング」 未体験ゾーンの映画たちから、マルコム・マグダウェル出演に引かれて見に行きました。可もなく不可もないというより、おもしろいわけでも、つまらないわけでもない一本で、退屈というより、ストーリーの展開が平坦すぎるし、それぞれの展開…

映画感想「美しき獣」

未体験ゾーンの映画たち2015で見る。監督はジョン・カサヴェテスの娘、ザン・カサヴェテス。これが売りの一本。まぁ映画としては、大したことはないし、女優の魅力があるわけではないし、カットが無駄に細かすぎるし、映像が艶やかでもない、たわいのな…

映画感想「パリよ、永遠に」

「パリよ、永遠に」 名作戯曲を映画化したフォルカー・シュレンドルフ監督作品。第二次大戦が終盤を迎え、連合国軍がニルマンディ上陸した直後、フランスパリの爆破命令がヒトラーから下された。物語は、その命令の元、すべての建造物に爆薬が仕掛けられ、後…

映画感想「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」「花とアリス殺

「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」 地味で緩い映画である。どこへ向かう物語なのかよくわからないままに、だらだらと展開するストーリーが、やがて、ラストシーンを迎える。監督は台湾のチアン・ショウチン。一人の少女岬が、父と船小屋の下で過ご…

映画感想「妻への家路」

チャン・イーモウ監督がひさしぶりにコン・リーと組んだ人間ドラマ。とにかく、コン・リーの圧倒的な演技力に支えられた作品だった気がします。物語は、いきなりの列車シーン。一人の男が線路の脇に隠れている場面に始まる。カットが変わって主人公ワンイー…

映画感想「君が生きた証」「フェイス・オブ・ラブ」

「君が生きた証」 映画としては、ちょっとした見所もたくさんあるいい映画だと思うのですが、お話はどうなんだろう。どうもすっきりしないというか、いうべきテーマがしっかりと前面にできらずに終わった気がします。監督はウイリアム・H・メイシー。映画は…

映画感想「アメリカ交響楽ラプソディ・イン・ブルー」「愛して飲んで

「アメリカン交響楽 ラプソディ・イン・ブルー」 ジョージ・ガーシュインの反省を描いた、区rシック映画の名作。全編、ジョージ・ガーシュインの楽曲がちりばめられ、そのめまぐるしく挿入される曲とその演奏シーンの合間合間に展開する彼の物語は、最後の…

映画感想「幕が上がる」「くちびるに歌を」「シェフ 三ツ星フードト

「幕が上がる」 劇作家平田オリザの作品を、ももいろクローバーZを主演に描いた青春ドラマ。ゆるい、とにかくゆるゆるの映画である。ももクロの演技が余りにも素人臭いというのもあるが、その素人臭さを生かしきれなかったのがちょっと残念。監督は本広克行…

映画感想「振り子」

本当にたわいのない映画である。でも、素直に泣いてしまう。涙が止まらないし、自分の人生を振り返って、胸が熱くなっている。こういう感動を呼んでくれるのも映画の魅力だろうなと思うのです。映画は、鉄拳という芸人のぱらぱらマンガを原作にしたドラマで…