2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「かくしごと」 なんともテンションの低いどうしようもない映画かと思ったが、クライマックスで一気に盛り上げる作劇という一本。まあ、出口夏希目当てだったので、映画の出来栄えはどうでも良かったのですが、作りたい作品の姿は見えるのですが、後一歩それ…
「岸辺露伴は動かない 懺悔室」 前作もしょぼかったが、今回も輪をかけたように出来が悪い。本筋に至るまでがダラダラと間延びした脚本と仰々しい演技演出、意味のないカメラアングルとスロモーション、しかも本筋はいかにもしょぼくて見ていて馬鹿にされて…
「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」 話が大きくなりすぎて、しかもこれまでのシリーズのあれこれを回収していく流れになっているので、若干散漫なストーリー構成になった気がします。結局トム・クルーズのクライマックスの体を張った双…
「サブスタンス」 奇抜でグロテスクな演出を徹底し、一見スタイリッシュな色彩映像で描いていくのだが、裏にあるのは、執拗に美と若さを追求する女の醜さと、女性をものとしての美しさを求める男たちの歪んだ欲望をそのまま具現化していくという露骨な作品で…
「ガール・ウィズ・ニードル」 モノクロスタンダード画面で、まるでホラー映画のような映像で描いていくのですが、実話とは言え、ホラーのような話なのでそれも納得。暗くて悲惨そのものの物語を切々と訴えかけるように展開していくストーリーは見ていて辛く…
「八甲田山」 初公開以来なのでほぼ五十年ぶり。初見の時も思ったが、全編吹雪だけの映画という印象は今回も変わらなかったものの、これだけの大作に仕上げている脚本の見事さはこの歳になって納得の映画だと思った。本編へ一気に傾れ込んで、群像劇として極…
「ロザリー」 ホルモン異常によって、男性のように体毛が多い実在した女性の物語。考えさせられることも多々ある一方で、不思議なほどに純粋な男女のラブストーリーとしても胸に迫ってくる一本でした。監督はステファニー・デイ・ジュースト。 一人の女性ロ…
「サンダーボルツ*」 CG満載の派手なバトルシーンを売り物にせずに、押さえたドラマ作りg!逆に、面白さを生み出した感じがするアベンジャーズ映画だった。ー物足りないと言えばそれまでだが、内面のトラウマ世界に紛れ込んで悪と戦う構図もこれはこれであり…
「鶴八鶴次郎」 静かな構図と丁寧な演出で描き出す芸道ものの名編。仰々しい展開も演技も徹底的に排除し、見事なカットバックと、絶妙のセリフの間合いで映像にリズムを作り出しながら、切々と描く男と女の微妙な心の機微がいつのまにか胸に迫ってきます。高…
「お國と五平」 監督は成瀬巳喜男ですが、彼らしからぬ非常に間延びした作品だった。谷崎潤一郎原作ということで、女に尽くす男の姿というのは成瀬巳喜男監督の好みのジャンルなのですが、ひたすら道中を長々と描く筆致がなんともだらけていて張りがない。ラ…
「JOIKA 美と狂気のバレリーナ」 全編、緊張と狂気の世界、ピンと糸が張り詰めたままのような作品だった。実話をもとにしているとは言え、芸術の裏側の政治的な世界を描きながら主人公のバレエにかける生き様をぐいぐいとスクリーンからぶつけてくるような迫…
「旅役者」 軽快なドタバタコメディという一本で、馬の足を演じる旅役者を主人公に微笑ましいほどの人情味あふれる展開が心地よい映画だった。監督は成瀬巳喜男。 山間の村に、六代目菊五郎という名を提げて旅役者の一団がやってくるところから映画は幕を開…
「女人哀愁」 無駄なシーンを一切排除し、徹底したカット割りとカメラ演出で、描かんとする物語を辛辣な視点でぐいぐいと描いてくる。おっそろしいほどの映画だった。主人公広子を演じた入江たか子の緩急をつけた演技もさることながら、まるで機関銃のように…