2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧
「8番出口」 大ヒットゲームのなぜか映画実写版。あれほどシンプルなゲームをシュールな不条理劇に仕上げた川村元気の才能に拍手したい佳作だった。一人の青年の心の迷宮という形でゲーム展開を利用し、そこに絡んでくる謎の男と少年をゲームのキャラクター…
「雪風YUKIKAZE」 思いのほか丁寧に作られた戦争ドラマでした。必要以上に反戦メッセージを訴えてこないのが良いです。エピソードの配分も秀逸で、次々と出てくる大物俳優の配置もさりげなく、CGの効果も程よくて無難に完成された作品という風な一本でした。…
「ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘」 小学校の頃、父の自転車の荷台に乗せられて近所の映画館に連れて行ってもらって見たゴジラ映画、多分生涯で初めてスクリーンで見たえ映画、大人になってやっとスクリーンで再見。映画の出来云々より、円谷英二の特撮…
「第三次世界大戦 四十一時間の恐怖」 徹底的な悲劇を貫いたドキュメンタリータッチの作品。冷戦真っ只中の時代、誰もが考えた悲劇の終末をそのまま映像化した作品で、人間ドラマの云々はどこ吹く風で、バカな米ソの姿をステロタイプで物語に生かした一本だ…
「マルティネス」 話の本筋が見えない映画だった。冒頭の階下で孤独死した女性の話とマルティネス自身の職場での人間ドラマが噛み合っていなくて、結局ラストは、前に向かって歩き出したエンディングですが、ではここまでの様々なエピソードはなんだったのか…
「ラビリンシア」 アジア各国で撮影した短編スリラーを集めたオムニバスです。それぞれに監督のシャープな感性が見られる寒気がするほどにぞくっと恐怖を感じさせてくれる作品達でした。面白かった。監督は中西舞。 第一話SWALLOW ホテルの一室、友人の雪蘭…
「亀は意外と速く泳ぐ」 三木聡ワールド全開のナンセンスコメディ。なんのことはない物語ですが、散りばめられるギャグネタをにんまり笑いながら楽しめる独特のテンポがとっても良い。若干、終盤、マンネリしてきたけれど、レギュラーメンバーがおりなすコミ…
「ジュラシック・ワールド 復活の大地」 エンタメ映画として単純に面白い。デビッド・コープが脚本に参加したからかもしれないが、見せ場の連続で、ラストシーンまで飽きさせないのですが、だからといって映画としてよくできているかというと、まあ中レベル…
「アイム・スティル・ヒア」 1970年代、軍事政権下のブラジルでの実在した家族の四十数年の物語。やはり、生きている世界が違うとこれほどまでに人は強くなれるものかと思う。突然の逮捕や、消息不明という状況下でも、取り乱さずに整然と対処していく姿は、…
「近畿地方のある場所について」 ジャパンホラーも地に落ちたものだなあと実感してしまう一本だった。その場限りの怖さテイストをSNSなどで積み重ねて行って真相に迫るという手法はなんの面白みもなくて、しかもクライマックスのどんでん返しもキレが悪く、…
「アンティル・ドーン」 ゲームの映画化なのでもっとつまらないホラーかと思っていたら、意外に面白かった。なぜああいう状態になっているのかの理屈は少々よくわからないけれど、次々と繰り返される見せ場の連続と、タイムリープとクライマックスのタイムリ…
「入国審査」 70分余りの中編作品ですが、限られた空間で繰り広げられるシンプルな物語の奥に潜む人間ドラマの描写が恐ろしく緊迫感に富み見事。単純にサスペンスの面白さを堪能できる一本でした。監督はアレハンドロ・ロハス&フアン・セバスティアン・バス…
「木の上の軍隊」 井上ひさしの有名戯曲の映画化ですが、全体が間延びしていてキレがなく、ダラダラとした人間ドラマにしか見えない仕上がりだった。監督は平一紘。 米軍が沖縄上陸する直前の沖縄県伊江島。本土決戦に備えて、竹槍訓練や、本土からの応援に…
「美しい夏」 ハッとするほどの美しい画面が散りばめられ、全体に繊細な絵作りが光る作品ですが、語りたい物のが浮かび上がって見えてこないのが少し物足りない作品でした。でも主人公ジーニアと憧れの女性アメーリアの好対照な配役がキラキラと光っていて映…
「コルチャック先生」 噂通りの名作だった。このレベルの完成度だと、素人には具体的にどこがどうと感想は書けないけれど、一見淡々と流れていくようで、次第に追い詰められていく世相のきびしさが、主人公コルチャック先生やその周辺の人々との関わりの中で…