2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「ザ・カラテ」 荒唐無稽な空手映画で、ストーリーを作る気は全くなくて、役者の演技もつける気もなく、ひたすら空手アクションを漫画のように描いていく。それが、意外に退屈しないから不思議だし、ある意味映画の作り方の原点なのかもしれない。終始、苦笑…
「妖艶毒婦伝 般若のお百」 エロスと残虐シーンを取り混ぜた典型的なB級時代劇という一本。いかにも二枚目の新九郎は早々に斬首されて、物語は一気に妖婦お百のドラマに集約、さらにあれよあれよと進む復讐劇で、都合よく、なんのストレスもなくラストまで走…
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」 思っていた以上に良かった。おそらく原作がいいのだと思うけれど、人類滅亡を救うと言う重いストーリーながら軽いタッチで描いていく息苦しさのなさが、終盤にかけてどんどん効果を発揮していって、ラストは、SF的なテー…
「君が最後に遺した歌」 青春ラブストーリーの凡作という一本。ここまで直球勝負で展開すると、あまりに物足りなくて、しかも、主人公二人の心の機微が全く伝わってこないので、感動も湧き上がってこなかった。この中身のなさは、演技力の弱さか、演出が甘い…
「私がビーバーになる時」 昔からディズニーは環境保護をテーマにした作品は得意なのですが、最近はどこか鼻につく描写が目立つようになった気がします。今回の作品もどこというわけではないけれどいまひとつちぐはぐで、ほのぼのした面白さがなくてディズニ…
「資金源強奪」 90分あまりに娯楽が詰め込まれた傑作。どうなるのかどうなるのかとワクワクさせながら全く退屈せずにストーリーが前に転がって行く。とにかく面白い。あれよあれよと展開した先に、微に入り細に入った細かい伏線の果てのピカレスクロマンの粋…
「カミング•ホーム」 ほのぼのしたヒューマンファンタジーという作品で、人生の晩年にこんな日がきたらある意味素敵だろうなという映画だった。監督はマーク・タートルトープ。 ペンシルバニア州の小さな街に済む70歳を超えるミルトンは、認知症への不安もあ…
「ザ・クロウ」 いわゆるダークファンタジー。かなり前に見た旧作はなかなか面白かった印象があるので見に行ったが、シュールな映像を駆使しているかに見せて、かなりグロテスクな殺戮シーンを見せ場にしようという程度の感性の映画だった。全編シャープで陰…
「96分」カンレン、 構想から完成まで九年かけたという割りには間延びしたダラダラした映画だった。もっとサスペンスフルに緊張感が盛り上がって来るのかと思ったが、犯人が早々に現れてネタバレした後は、ひたすら時間まで引っ張る演出にさすがに飽きて来た…
「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」 長い話の一部分だけ映画で作り、また配信ドラマで続きを作るという、観客をばかにしたような作品だった。演出のキレも脚本の組み立ても適当で、マンガチックな仰々しいメイクと、劇画チックな動作の数々、それでいて、…
「ナースコール」 全編、看護師の日常をカメラが追って行くだけの作品なのですが、緊張感は半端なく襲いかかってくるし、息つく暇もなく展開するドラマの数々に、自身を被らせている暇もないほどに追い詰められて行く作品だった。つまりは世界的な看護師不足…
「激動の昭和史 沖縄決戦」 第二次大戦末期の沖縄の悲劇の戦場を、派遣された日本軍司令官の姿を中心に各地の惨劇を描いて行くドラマで、次々と記録されている様々な出来事が羅列的に描かれて行く。終盤、誰も彼もが死に向かって行くという作劇はかなり意図…
「しあわせな選択」 もっと面白いのかと思ったが、導入部が如何ともし難く入り込めず、中盤まで、空間と人物関係をつかめないままだった。だんだんと物語の全体が見えて来ると、終盤に至る中、凝った映像演出の面白さもあり、映画の楽しさを堪能できる作品と…
「#拡散」 沢尻エリカが久々に映画に出るというので見に行っただけの作品ですが、脚本がいいのだろう、思いの外中身が詰まった面白い展開の映画だった。ありきたりの導入部から、あれよあれよと思っているうちに、平凡な展開がどんどんあらぬ方向に進んで行…
「オーロラの涙」 辛い映画だった。日本がそれなりに安定した国になっているがゆえに、こういう現実を目の当たりに見せられても、正直、受け入れられないほどに違和感がある。信じられない物価と、信じられないくらいの低賃金、日常、娯楽に手を出すこともで…
「小川のほとりで」 ホン・サンス映画の割りに、なかなかドラマティックな展開をする一本。センスのいいカメラ演出はさすがだが、次々と物語が新たな展開をするわりにいつもの淡々とした会話劇なので、終盤少し単調さを感じてしまった。 河原で大学の講師ジ…
「夜鶯 ある洋館での殺人事件」 二転三転四転するストーリーに翻弄されるけれど、コミカルな演出をふんだんに使った軽快な物語がとにかく面白かった。やり過ぎ感がないわけではないが、脚本が整理されているので、混乱せずついていけるのもいい。香港エンタ…
「Shiva Baby シヴァ・ベイビー」 ユダヤ教の葬儀シヴァで展開する丁々発止の会話劇コメディ。機関銃のように応酬されるジョークや面倒な申し出、さらに不穏な不倫関係、恋愛関係、親子関係が交錯する展開がとにかく目まぐるしいほどに面白い。ユダヤ教とい…
「正義廻廊」 2013年香港で起こった両親殺害バラバラ事件の裁判を描いたいわゆる法廷劇で、終始法廷内のドラマが中心で迫真の展開は特に後半グイグイ引き込まれていきます。実話なので面白いという表現が正しいかはともかく、丁々発止のドラマを楽しんだ一本…
「レンタル・ファミリー」 もっと薄っぺらいほのぼの映画かと思っていたら、意外なほどにしっかりと書かれた脚本と、リズミカルな展開がよくできていて、ブレンダン・フレイザーのでかい外人の違和感が妙に画面にマッチングしていく作りは秀逸だった。中心の…