くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

ロード・オブ・ザ・リング民放登場

kurawan2004-02-07

今日は民放で明日はWOWWOWで「ロード・オブ・ザ・リング」がテレビ放映される。

ゴールデングローブ賞を獲得した「王に帰還」。いよいよ14日から一般公開である。

アカデミー賞の最有力候補であることは間違いない。興業収入もトップクラス、作品評価もかなり高い中、条件的には完璧と言うべきであろう。

ラストサムライ」の渡辺謙助演男優賞ノミネートであるが、受賞は堂であろうか。
ノミネートでもかなりの快挙である。

王の帰還」の上映が始まったら、「ラストサムライ」熱も冷めてくるかもしれないが、今月末のアカデミー賞発表までは熱は冷めないであろう。

2/6トピックス
2003年を振り返る山根貞男氏の時評の中にもあるが、2003年、海外において日本を描いた作品や日本得意のチャンバラ劇を描いた作品が多数公開された。
ラストサムライ」はアメリカ映画として日本の武士道を描いたし、タランティーノの「キル・ビル」は日本のやくざ映画を見事に娯楽大作にいた作品である。
韓国映画の「MUSA」は、かつて、黒澤映画が描いた娯楽活劇でもある。
それぞれには一長一短はあるもんお、日本映画の得意分野を世界に通用する娯楽映画に仕上げた点は、大いに評価すべきである。



なぜ、日本でこのような世界に通じる娯楽映画が作れないのかと悔やまれる。
一方、日本映画を見てみると、いずれも、うちにこもった国内市場をターゲットにした映画か,またはジャパニメーションの一部のみ。海外を目標にしているのは「座頭市」くらいなものである。
サッカーや野球では、若者はどんどん世界へ出ているのに、今の監督プロデューサーは何を思っているのだろう。
理屈ばかりで映画を撮っていては進歩はない。