前作「ダイハード3」から何年たったのか?ブルース・ウィリスも年をとったものだが、いまだに頼りになる親父役は見事なものだ。
とにかく、冒頭からラストまで、どはでなアクションのてんこ盛り。これでもかこれでもかと派手な展開が後を絶たない。はっきり言って、まだあるのかと思えるほどにおもしろいのです。
物語はすべてのネットテクノロジーを乗っ取った犯人一味が、その準備のプログラムを手に入れるためにアメリカ中のハッカーに働きかけて、巧妙にハッキングプログラムを入手するところから始まります。
そこから、ふとしたことで一人のハッカーを捕まえにいく羽目になった主人公ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が、この壮大な犯罪の中に巻き込まれていくことになるのが本編。
捕まえにいったハッカーの家でいきなり銃撃にあい、そのままあれよあれよと、命をねらわれているハッカーと行動をともにせざるを得なくなる。
敵はアメリカ中のテクノロジーを操りながら追いつめていく。
とにかく、何度もいうようですが、派手なアクションの連続。
ヘリコプター、エレベーター内、トレーラーによるカーチェイス、なんとも物量作戦もここまでくると見上げたものです。
あまりにもうまくできすぎたほどに主人公たちが危機をかいくぐっていく様も痛快。
悪くいうと、あまり脳のないできばえといえるのかもしれませんが、なんせ、おもしろいです。
ラストに向かうにつれて、どんどん、スケールが大きくなっていく追跡シーンはもう圧巻ですね。
「ダイハード」第一作のストリーテリングのおもしろさこそないものの、十分に楽しめる一級娯楽映画でした