まだするか!まるで「13日の金曜日」状態になってきたこの「SAW」シリーズ。
前作「SAW3」でみている途中気分が悪くなり、何度も外にでようと思ったくらいのグロテスク映画になってきたシリーズですが、やはり第一作の謎解きのおもしろさをもう一度、そして、怖いもの見たさ、そして、最近のホラー映画のつまらなさを払拭すべく見に行ってしまいました。
今回もまたまた、途中気分が思い切り悪くなりました。やはり、この作品は体調の悪いときに見に行くものではありませんね。
物語は、なんと、「SAW3」で死んでしまったはずのジグソーが解剖されるところから始まります。そしてなんと、その胃袋から今回の物語の発端が・・・
と、最初から目を背けるような展開で始まるこの第四作目、続く殺戮シーンは例によって正視できないくらいです。はっきりいって、もう謎解きなどそっちのけになってしまうほど、気分はすぐれません。グロテスクシーンもそうですが、細かいカットつなぎでめまぐるしく場面が変わるというダーレン・リン・バウズマン監督の演出手法にも理由があるのではないでしょうか。
とにかく、手持ちカメラは通常の人間の視覚ではあり得ない場面になるので、非常に疲れるものですが、この細かいカットの連続もかなりこたえます。その上、派手な殺戮マシーンとじわじわと締め付けられるような拷問シーンの連続で、精神的にかなり参ってしまうのです。
今回の謎は死んだはずのジグソーの意志を継いでいるものが誰かというのが謎解きのメイン。そして、ラストで明らかになる次の殺戮者の存在、そして、本編の途中で見せてくれるジグソーの殺人者になっていくきっかけ。などなど、ここまでシリーズをみてきた方にはちょっと興味深い内容なのですが、やはりきついです。
さて、クライマックスを終えると、物語はさらなる展開へと続く予感を残して終わります。まぁ、前回もそうでしたが、見終わった後、ほっとしたのが正直なところです。