大阪は堺市鳳に誕生する新しいシネコンアリオ鳳の開館記念試写会で「ランボー最後の戦場」を見ました。
大学も決まり、春休みを満喫している息子と一緒に見に行ったのです。
とにかく、めまぐるしいほどの戦闘シーンの連続、そして、やたらどぎつい殺戮シーン、もう一気に90分を駆け抜けるという感じの作品でした。
思えば第一作「ランボー」を見て嬉々として感激してからすでに20年以上経っています。とはいえあの第一作の感激は今でも心に残っています。
暇つぶしに入った映画館で見た「ランボー」のおもしろさ。ナイフ一本で次々とわなを仕掛け、迫り来る警察や軍隊をコケにしていく痛快さは、今思い出してもわくわくします。
そんな第一作から、第二作、第三作と、ランボーと軍隊のバトル映画へと変わっていき、今回の「ランボー最後の戦場」はその系譜で作られたバトル映画になっています。
もちろん、映画の完成度とか、芸術性とかは先日の「ロッキーザファイナル」同様、求めることは難しいのですが、今回の作品の中に出てくるランボーのせりふ「目的もなく生きるのと、何かのために死ぬのとどちらがを選ぶ!」というのはずきんとくる。
いくつになっても、夢を忘れず、周りがなんといっても自分がもう一度チャレンジしたい思いを伝えたいために「ランボー」を作ったシルベスター・スタローンの生き様に私はまたもや感激してしまいました。
ラストシーンは「ランボー」の第一作のファーストシーンで締めくくり、しかも、今度は、最初の目的どおり、農場のかなたにどんどん歩いていく姿を見せられると、もう胸が熱くなりました。
名作、傑作ではないと思いますが、スタローンの生き様をもう一度、夢を忘れた中年たちに見てほしいと思います