くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「スパイダーウィックの謎」

スパイダーウリックの謎

結構評判がいい。もともと見るつもりだったものの、日本語吹き替え版しか近くでは上映されないために今まで伸ばし伸ばしにしていた。

時間も空いたことだし、いつまで経っても字幕版を見れそうにないので仕方なく吹き替え版を見た。

評判どおり、結構面白かった。
最初、それぞれの登場人物がやたら鼻について、嫌悪感さえも覚えるほどだったものの、中盤から、妖精たちが大暴れするようになって、そちらに注意が行くようになって、嫌悪感もそれとなく薄れていった。

当然のように、妖精のシーンはCGだ。それも、ほとんどアニメ的なくらいにかなりのスペースを割いてくるから、子供向けのピクサーやディズニーかと思えてしまう。

そもそも、出だしから、魔法の呪文のようなもので秘密の本を封印し、家の周りに境界が作られるあたりはなかなかの導入部。
跡はそれから80年後へ移り、「ネバーエンディングストーリー」などのような展開から冒険物語が始まる。

ジュマンジ」のようでもあり、「ナルニア国物語」のようでもあり、かなりありきたりな展開ではあるものの、それが安心感につながることも事実。
とはいえ、本編に進んでからのスピーディな展開と演出はそれなりに大人の鑑賞にも堪えられるほどのものであり、ファミリーで楽しむには、並以上のレベルの作品でした。

まぁ、つまらなくもなく、劇的なほどの感動でもないものの、ラストもほんのりさせてくれるし、評判程度のいい映画だったような気がします。できれば、字幕版で見たかったですね