南河内を舞台にした、典型的なローカル映画。でも、その飾りっ気のない素朴感がとっても好感な一本でした。というか、ヒロインを演じた黒島結菜を目当てに行っただけなので、それで十分だったのですが。
グラウンドでボールを投げている主人公健二。それたボールを拾って投げ返すヒロイン美希のカットでタイトル。
ご当地グルメを決める大会を催すために、男子校の健二らが集められる。そこに、近くの女子校から美希らが参加。こうして、よくある、ありきたりストーリーが始まる。あとはたわいのない展開とよくあるラストに向かって、特に演技もうまくないキャストとそれほど凝った演出もなされないままに物語は進む。
でも、そんな飾りっ気のなさ、純粋さが、最後まで飽きさせないからいい。いや、黒島結菜の可愛い笑顔に引っ張られて、最後まで見てしまえる。
これもまた映画の楽しみ方だと思う。良かった。