くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ナイト・ミュージアム エジプト王の秘密」「映画 暗殺教

kurawan2015-03-23

「ナイト・ミュージアム エジプト王の秘密」
元々、このシリーズはそれほど好みではなのですが、今回の第三部は、さすがに、お話がつきたという感じだった。

博物館の中にある、展示物を動かす根元となるエジプト王の石板が異常をきたし、仲間たちが次々とうごけなくなったり、異様な行動をとるようになる。

そこで、主人公ラリーたちは、その秘密を探るために大英博物館へ行き、そこで元々の鋳造者であるエジプト王に会って、無事、月の光を当ててよみがえらせるというもの。これという斬新なエピソードも登場しないし、ただ、展示物が動くだけの展開は、さすがに限界にきた感じである。

結局、このシリーズの最後ということでエンディング。それほど長い作品ではないが、それほど面白味もなかった。

ロビン・ウィリアムス出演の最後の作品となった。


「映画 暗殺教室
人気コミックの実写映画化作品で、監督は羽住英一郎

全くばかばかしい話だが、おもしろい。よくもまあこんなお話を考えつくものだと、日本人のマンガ作家の才能に拍手したくなりました。なぜ、この才能が映画人にいないのだろうと思ってしまう。

いきなり、月が半分破壊された映像から始まる。なにやらクラゲみたいな超生物が破壊し、一年後に地球も破壊するという。当然、普通の軍事力では倒せないのだが、その超生物はある中学校の落ちこぼれ学級の先生になり、生徒たちに殺させようと提案する。

要するに、生徒たちとこの超生物とのバトル戦が本編だが、ニコニコマークのような顔と、クラゲのような職種のある体が、やたら愛嬌がある上に、とにかく破格に強い。倒せるのは、人間には無害だが、この生物には致命傷になる物質で作られたナイフやビービー弾。CGを駆使して描くマンガチックな映像展開とひとをくったギャグ的な展開が、吹っ切れて楽しい。

そこへ、いかにもな秀才少年が入ってきたり、おとなしいが、どこか不気味な少年がいたり、超生物の弟という触手のある少年がきたり、箱型アンドロイドが投入されたり、やりたい放題のストーリー展開なのだ。

結局、知恵を絞ったクラスの生徒の力で、究極のボール体型にならざるを得なくなった超生物を、政府が巨大なシェルターで破壊するが、いやいや、ちゃんと生きているというエンディング、というかto be continuedと終わる。

この超生物の正体が、ちょっと意味ありげなショットが挿入され、続編で解明されるのかどうか?軽い映画だが楽しむことができました。

原作のエピソードを入れるために、ちょっと荒い脚本が気になるが、続きが楽しみになる一本でした。