くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「たまこちゃんとコックボー」「ワンダフルワールドエンド」

kurawan2015-04-02

たまこちゃんとコックボー
監督が片岡翔というだけで見に行った映画。ゆるゆるのストーリーで、気恥ずかしくなる展開だが、もう少しビートの利いた展開と演出をすれば、ちょっとしたおもしろい作品になっていた気がする。

とにかく、オープニングで、主演のひな子と磯野が恐竜のオブジェのある公園で語り合うシーンが、きれいに絵になっていて、とってもファンタジックなのです。しかも、ひよ子を演じた廣田あいかの、舌っ足らずなしゃべりが、独特のリズムを生み出す。

この導入部から、ひよ子がアニメの世界に入り込むまでは、ちょっとしたテンポがあるのだが、そこから、ひよ子が戻れなくなり、磯野が絡んでくるあたりから、徐々に、リズムが間延びしてくる。

一気に駆け抜けるエピソードを積み重ねれば、楽しい映画になったろうにと思えるのが残念。

当然、みんな元の世界に戻ってハッピーエンドになるのだが、もう一工夫ほしかったですね。

ストーリーが終わってからの、主題曲にのせるタイトル場面が、スピード感あって、リズミカルなので、もったいないなという感じです。一工夫物足りなかった一本、そんな映画でした。


「ワンダフルワールドエンド」
橋本愛目当てで見に行った一本、監督は松井大悟である。
文字通り橋本愛を見ただけの映画というのが正しい。

二本のミュージックビデオをつないで、新たに付け加えて映画にしただけあり、ちょっと、映像やストーリーの展開が、かなり雑なところもある。とはいえ、ひとりのモデルをしている女子高生詩織が、彼女のファンだと近づいてきた亜弓と仲良くなり、一時、離れるも、また仲良くなってエンディングという展開は、それなりに楽しい。

開巻、橋本愛が携帯に向かって化粧をしている。いまや大流行のツイキャスというやつである。次々と書き込まれるコメントにこたえながら、しっかり化粧をえた詩織は、イベントの撮影会へ。そこで彼女をじっと見つめる少女亜弓と知り合う。

ある日、同棲している彼氏のところに詩織が帰ってくると、家出してきたと、亜弓がいた。こうして、普通なら三人の面倒な恋物語にあるところだが、そこはさらりと、流して、結局、亜弓と詩織が仲良くなっていく。

やがて、亜弓は自宅に帰り、これからのことに迷い始めた詩織はモデルをやめ、高校も辞める。そんな内容を書き込んだものの、亜弓は携帯を母に取られていて気がつかない。

そこへ、気ぐるみをきた動物が現れ・・・と、ここからはかなりとってつけたラストに持っていくのがちょっと無理がある。

決して、駄作じゃないのだが、やはりミュージックビデオの寄せ集めてきなムードから脱却できないままに終わった一本。ただ、橋本愛は抜群にかわいいなとあらためて感じてしまった。