くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

kurawan2016-12-23

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
あまり期待もしてなかったのですが、めちゃくちゃよかったです。これがスター・ウォーズの世界ですね。ドラマ部分の前半から後半の戦闘シーンのクライマックスまで見せてくれます。しかもラストシーンでは「スター・ウォーズ」第一作を知る者にとっては涙が出るほどのエンディングになっている。久しぶりに興奮してしまいました。監督はギャレス・エドワーズ」です。

今やまさに巨大兵器デス・スターが完成しようとしている。時はさかのぼり、その開発のために一人の科学者が帝国軍にとらえられようとしていた。博士の名前はゲイリン・アーソ。その娘ジン・アーソはすんでのところで洞穴の隠れ場所に身を隠して逃れる。そして物語は彼女が成人になったところへ。こうして本編に流れていく。

スター・ウォーズ」の第一作、つまり「新たなる希望」でレイア姫がR2D2に託したデス・スターの設計図はいかにして反乱軍が手に入れたか。その物語が描かれていくのです。

すでにデス・スターは完成したものの、開発者のゲイリンはその中に一つの罠を仕掛けていた。デス・スターを破壊するためにはその罠を見つけるために設計図が必要である。こうして、ジンを中心にしたメンバーかその設計図を手に入れるために帝国軍に戦いを挑んでいく。

ドニー・イェンふんするやたら強い僧侶がめちゃかっこよかったり、この僧に寄り添う無頼漢が個性的だったり、主人公の周りを取り囲むキャラクターが楽しい。

反乱軍(同盟軍)の援護もあり、ようやく手に入れたデス・スターの設計図だが、目の前に迫ってきたのはダース・ベイダー率いる帝国軍の主力艦隊。一方設計図奪取に成功した主人公たちはデス・スターの破壊攻撃に会い、死んでいくという展開になって締めくくられ、本編に登場しないことの妥当性を作ってある。このあたりの脚本の書き込みの良さもこの作品を好感できる理由でもあります。

クライマックス、何とか手にした設計図をレイア姫に渡し、脱出ポッドで飛び出すところで映画は終わる。つまりこの続きが第一作の冒頭シーンへつながるのです。このクライマックスがとにかく涙もので、拍手したくなりました。

おもしろかったなぁ。久しぶりにスペースオペラを楽しんだ感じです。