くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「アサシン・クリード」

kurawan2017-03-08

アサシン・クリード
全く話についていけなかった。ストーリーの整理がついていない典型的な脚本で、原作のゲームを知っている人はある程度ついていけるのだろうが、実写化して映像にする段階でやはりストーリーテリングというテクニックは必要だと思います。監督はジャスティン・カーゼル。キャストがすごい。マイケル・ファスベンダー、マリオン・コテイヤール、ジェレミー・アイアンズシャーロット・ランプリング。みんなこの映画のファンなのだろうか。

1492年に物語が始まり、そこから現代へ。死刑囚で主人公のカラムは、死刑執行のあと目がさめると何やら研究所のような施設にいる。そこで祖先の意識と同位することで、かつて伝説の暗殺者で、テンプル騎士団に歯向い、禁じられた秘宝を手に入れるためにリッキン博士親子の研究に参加して行くという内容らしい。

巨大なクレーンのようなものに固定されて、過去に戻って暴れまわる主人公の活躍がメインだが、所々に出てくる妙な理屈付けがよく分からず、カラムの心の葛藤から、秘められた謎を解いて行くというミステリアスな面白さも今ひとつ盛り上がって来ない。

アクションが売りなのか謎解きが売りなのか、どうにも中身を把握できないままに、続きがありそうなラストシーンでエンディング。

ウーン参った。そんな映画でした。