くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ラケット」

「ラケット」

単純に面白かった。一昔前のサスペンスという感じの映画ですが、娯楽映画として全然退屈せずに見られました。監督はジョン・クロムウェル

 

犯罪審査委員会なる組織が、不正を暴こうと会議している場面から映画が始まる。そして、正義感に燃えているために左遷されたマクイッグ警部が赴任してきたという話になる。

 

舞台となる街では、シンジケートのボスが牛耳って、汚職、賄賂が横行していて、犯罪者はやりたい放題をしていた。ここの警察署長に赴任してきたマクイッグ警部は、旧知の知り合いだが犯罪組織の幹部でもあるニックを逮捕して、この街の正義を復活させるために動き出す。

 

マクイッグ警部は、正義感の強い巡査ジョンソンを右腕にして、ニックを追い詰めていく。しかし、彼の周りに群がる利益目的の判事候補やその他諸々の牙城がなかなか崩れない。

 

マクイッグ警部は、ニックの弟で、クラブ歌手にぞっこんのジョンを逮捕してニックを逆上させ、墓穴を掘らせようとする。しかし、その過程で、ジョンソンを殉職させてしまう。しかし、ジョンソンを撃ったのがニックで、証拠も目撃者も揃ったマクイッグは、ニックを逮捕。ニックのボスもとうとう彼を見放す。

 

そして、ニックは、まんまと撃ち殺されてしまう。マクイッグ警部はようやく動き始めたこの街の正義に手をつけたのである。映画はここで終わる。

 

かつてはよくあったストーリーですが、本当に肩が凝らないままに楽しめます。こういう映画こそ娯楽としての本当の映画じゃないかと思います。面白かった。