「第50回全国高校野球選手権大会 青春」
市川崑監督が手掛けたドキュメンタリーで、夏の甲子園大会中止によりリバイバル公開されたので見にいく。市川崑監督のドキュメンタリーといえば「東京オリンピック」という名作があるので期待大でした。
面白い、とにかくラストまで全然飽きさせずに楽しめます。スプリット画面やオーバーラップ映像、スローモーション、クローズアップなど映像テクニックを駆使して描く演出の面白さもですが、バックネットの遥か後方からピッチャーマウンドを見下ろすカメラアングルには度肝を抜かれます。さらに、選手の足の躍動感、試合の緊張感、とにかく、映像センスの上手い人が作るとこうなるんだという教科書のような作品でした。