くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「1950 水門橋決戦」

「1950 水門橋決戦」

「1950 鋼の第7中隊」の続編。例によって、中国軍は精鋭でアメリカ軍は間抜けばかりという設定のもと、物量とCGで描く戦争スペクタクルになっています。特に奥の深いものもない娯楽大作として楽しめる映画でした。監督はツイ・ハーク

 

アメリカ軍の長津湖防衛基地を撃破した中国軍だが、敵の退路をたつために、第7中隊には水門橋破壊の命令が降るところから物語は始まる。千里中隊長以下第7中隊は厳しい天候とアメリカ軍の爆撃の中、水門橋にたどり着く。少数の中国軍に対し圧倒的な火力で襲いかかるアメリカ軍に果敢に臨み、一旦は水門橋を破壊するが、アメリカ軍の物資援助で応急処置が施され、さらに援軍も到着する。

 

第7中隊ら中国軍は、巧みな囮作戦と身を捨てた攻撃で二度目の破壊を画策、ついに千里中隊長の決死の作戦で、再び水門橋は破壊される。しかし、千里は亡くなり、その遺骸を抱く万里。アメリカ軍の撤退が行われ、万里は偶然から、アメリカ軍の最後の攻撃から逃れて、本隊に戻っていく。こうしてアメリカ軍は撤退、万里は千里の遺骨を持って故郷に戻り映画は終わる。

 

CG映像を楽しむだけのエンタメ映画で、アメリカ軍が悪で中国軍は勇猛果敢な正義という設定を何度も前面に出す展開になっているので、中盤若干退屈になってくるが、中身もそれほどないので気楽に見れる一本でした。