「マッドマックス:フュリオサ」
正面だけでなく、左右の壁にもスクリーンがあるスクリーンXというシステムがある109シネマ箕面まで見に行きました。めちゃくちゃ楽しかった。正面で展開するドラマの左右に広がる乾いた荒野、その中で展開する近未来の復讐劇が迫力満点で、すっかり魅了されてしまいました。映画としてもエンタメ感抜群な上に流れる物語のテンポも前作同様スピーディかつリズミカルなので、長尺ながら全然飽きない。難を言うともうちょっとインパクトが欲しかったのと、恋人のジャックがあのまま消滅させたのは寂しい。でも、娯楽映画を堪能した満足感にひたりました。監督はジョージ・ミラー。
世界崩壊から45年、森の中、幼いフュリオサが友達と果物を取っている。近くにバイクと男たちを見つけ、イタズラに行くが、フュリオサが捕まって連れ去られてしまう。友達の合図で駆けつけたのはフュリオサの母で凄腕のスナイパーだった。次々と敵を射止めていくものの、フュリオサはバイク軍団のアジトへ連れて行かれる。そこでボスのディメンタスの前に引き出されるが、幼いながらも頭のいいフュリオサは、まんまとディメンタスのテントから脱出する。そこへ母が駆けつけて、フュリオサを救って逃げるが、追ってきたディメンタスらの軍団に追い詰められ、母はフュリオサを逃して自ら反撃する中とうとう捕まって殺されてしまう。母を見殺しにできないフュリオサが引き返すが、かえって捕まり、フュリオサの目の前で母は殺される。
ディメンタスはフュリオサを可愛がり、戦いの場に常に連れ回すようになる。ディメンタスは、食料などを手に入れる為イモータン・ジョーの砦を襲撃するが、その圧倒的な力に、自分が提案した条件を減らされた上にフュリオサを奪われてしまう。ディメンタスは燃料砦を守り、イモータン・ジョーは食料や水を収めてお互いに交換しながら派遣争いを進めていた。やがてフュリオサは大人の女性となり、イモータン・ジョーの警備隊長となり、最強の運転手ジャックと共に巨大タンクを操って荒野を駆け巡るようになる。しかし、ディメンタスは、次第に暗黒の支配者となり、イモータン・ジョーの隙を伺っていた。
ジャックとフュリオサが燃料と食料を引き換えにディメンタスの砦に向かったが、ろくに燃料を手にれられず脱出せざるを得ない出来事が起きる。かねてから不満を持っていたディメンタスは、武器砦を襲って支配し、イモータン・ジョーに会見の場を求めてくる。ジャックとフュリオサはディメンタスの武器砦に向かい大量の武器を手にれようとするが反撃に会う。さらにディメンタスは、ジャックとフュリオサを追い詰め、とうとう二人を捕まえ、ジャックは殺し、フュリオサも鎖に繋いで吊るす。フュリオサは自らの腕を引きちぎって脱出し、イモータン・ジョーの元に戻ってくる。
イモータン・ジョーは、武器砦奪還に向かうふりをしてディメンタスとの戦いに臨んでいく。劣勢になったディメンタスは、砦から脱出したが、フュリオサは単身、兼ねてからの復讐を遂げるべくディメンタスを追い詰めていく。そしてついにディメンタスを捕まえ、母と恋人ジャックの復讐を遂げようとする。それは、単に殺すのではなく、ディメンタスの体を養分にして植物を育てると言う残酷なものだった。こうして映画は終わっていく。
ハイテンポなストーリー展開と広大な画面演出、スピード感のある物語構成はとにかく飽きさせることなく面白い。もう少し、インパクトのある場面でリズムを盛り上げればさらに傑作になったかもしれないが、スクリーンXのエンターテインメント性を十分発揮させる見事な作品でした。