ゴジラ映画もこの頃になると、稚拙な脚本と演出で、前半は見ていられないくらい退屈だが、怪獣のバトルシーンになると途端に特撮も含めて面白い。監督は福田純。
売れない漫画家小高は、今日も編集者に突っ込まれて、先の仕事がままならない。そんな小高に自称マネージャーの友江の紹介で建設中の世界子供ランドの仕事を受けることになる。小高は事務局長クボタに会いに行った帰り、張り切る彼の前に飛び出してきた女性が落としたテープを拾った事で奇妙なことに巻き込まれる。
子供ランドの巨大ゴジラタワーの最上階に行った小高は、そこで幼い姿なのに高等数学を解く会長と呼ばれる謎の青年と出会う。その夜、落としたテープを取り戻しにマチコらが現れる。マチコの話で、子供ランドは悪の巣窟でマチコの兄も拉致されているのだという。しかも、小高が手にしたテープを回すと不気味な雑音が流れる。その雑音を理解したのか怪獣島のゴジラとアンギラスだった。テープは宇宙から怪物を呼び寄せるものだった。
小高達は会長やクボタの身元を調べ、すでに行方不明になっている人間だと知る。さらに小高のアパートはクボタらに突き止められてテープを奪い返されてしまう。ゴジラタワーでは、会長らがテープを稼働させ、宇宙怪獣キングギドラとガイガンを呼び寄せる。しかも、会長らは不気味なゴキブリの姿の宇宙人だった。
地球にやってきたキングギドラらは東京を襲撃、大暴れする。ゴジラとアンギラスがなんとか駆けつけキングギドラに対峙するが、あまりの強さに大苦戦する。一方小高らは、ゴジラタワーのエレベーターに爆弾を仕掛け、宇宙人を倒す作戦を計画、見事宇宙人を倒す。司令塔を失ったキンギグドラらはとうとうゴジラらに負けて宇宙へ帰っていく。こうして映画は終わる。
後半のバトルシーンまでがかなり適当で、ゴジラ映画の終焉を予感させるような仕上がりですが、流石にバトルシーンのクオリティは衰えることがないので、それだけでも見た甲斐があったというものでした。
「ブラックフォン2」
殺人鬼が執拗にグウェンらを追い詰める動機付けが今ひとつ弱いのですが、工夫された映像と、夢と現実が交錯するストーリー、そしてポルダーガイスト風に恐怖が襲いかかる様はなかなか面白かった。監督はスコット・デリクソン。
コロラド州アルパイン湖の辺りの電話ボックス、一人の少女が電話をしている。七つの番号、氷の下の謎、そして彼女は自分の名前を呟いて映画は始まる。1983年、殺人鬼グラバーに地下室に監禁されたが、グウェンの特殊能力と兄フィニーの活躍でグラバーを倒した兄妹が脱出して四年が経った。彼らのことを揶揄う旧友達の中でフィニーは孤独を感じていた。グウェンは、三人の子供が氷の下から浮かび上がりアルファベットを描く悪夢を見るようになる。
フィニーは自宅前の電話ボックスにかかってくる電話を取るが、聞き取れないままに返答する。これは彼の幻覚なのかもしれない。グウェンは、友人のアーネストと夢に出てくるアルパイン湖に向かうことにする。グウェンが心配なフィニーも同行するようになる。吹雪の中たどり着いた山小屋には、経営者のマンド、世話人のマスタングなどがいた。
グウェンは眠ると悪夢を見てしまい、眠るとグラバーが現れ襲いかかってくる。フィニー達はマンドから、母がこのキャンプ場にやってきた際に三人の子供が殺された事件を聞く。グウェンらは、湖に沈んでいる三人の子供を救い出せばグラバーの呪いから解放されると考え、マンドらも協力して凍った湖を割って、沈んだ死体を引き上げ始める。しかし、気を抜くと眠ってしまうグウェンに、グラバーが襲いかかる。
グウェンは、眠っている中で勇気を持って湖の中に入り、底に沈んだ死体を引き上げる。三つの死体が引き上げられるとグラバーの力は急激に弱り、見えないグラバーにフィニーも襲いかかり、ついにグラバーを倒して湖の底に沈めてしまう。こうして映画は終わる。
第一作で死んだグラバーがなぜにグウェンらに襲い掛かることができるのか分かりにくいのですが、要するに殺した三人の子供への怨念がそうさせているのでしょうか?フィニーが電話ボックスで電話をするとボックスの外にグラバーが現れたり、グウェンが電話に出ると三人の子供が現れたり、さらに、グラバーに襲われるグウェンが、宙に浮いたり回転したりしながら吹き飛ばされたりする演出も面白い。もう少し、整理してもいいように思えますが、ホラー映画はこういう作りでいいと思います。面白かった。

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