くらのすけの映画日記

大阪の社会人サークル「映画マニアの映画倶楽部シネマラムール」管理人の映画鑑賞日記です。 あくまで忘備録としての個人BLOGであり、見た直後の感想を書き込んでいるので、ラストシーンまで書いています。ご了承ください

映画感想「WEAPONS ウェポンズ」

「WEAPONS ウェポンズ」

普通のホラーかと思っていたらえらく面白かった。長回しで人物を追尾するカメラワークや、登場人物それぞれに事件に関わってくる過程を視点を変えて描いていく物語構成も良くできていて、ラストに全ての謎が明らかになっていくと一気にコミカルなエンディングを迎える。もちろん若干のグロシーンはあるもののショッキングシーンよりも核心に迫っていくミステリー色が面白かった。監督はザック・クレッガー。

 

これは実話であるというテロップの後、小学校の教師ジャスティンが教室に入ってみると、18人のクラスでアレックス一人を残して残り17人が行方不明になっている場面から映画は幕を開ける。昨夜2時17分に全員が一斉に家を飛び出して走り去ったようで、各家の防犯カメラに、奇妙な格好で暗闇に消える子供達の姿が映っていた。警察は学校を休校にして捜査するが見つからず、一ヶ月後、集会を開いてから学校を再開する。

 

担任のジャスティンは父兄から責められ、車に魔女という落書きまでされる。元カレで警察官のポールを誘ってバーで酒を飲むが、ポールは断酒中だった。結局二人は体を合わせてしまう。ジャスティンは一人無事だったアレックスに話を聞きたく、家までつけて行く。アレックスの家の窓は全て隠されていて、隙間から覗くと、行方不明の子どもらしいものが見えて驚く。深夜、車を止めてアレックスの家を監視していてジャスティンは眠ってしまう。アレックスの家から鋏を持った女が現れ、ジャスティンの髪の毛を切って持ち去る。

 

ポールは、いつものように捜査していて、ジャスティンに誘われる。そして一夜を過ごし、家に帰ると、妻に浮気を迫られる。そんなポールが巡回していると一人の若者が店に押し入ろうとしているところを見つけ取り押さえる。彼の名はジェームズと言った。ポールがジェームズのポケットを探っていて注射器で刺してしまい、切れたポールはジェームズを殴り倒そてしまう。しかし、問題行動だったので、ポールはジェームズに口止めし、署長に報告する。しかし、後日警察署の前でジェームズを見つけたポールはジェームズを追いかける。

 

行方不明にマシューの父親アーチャーは、子供たちが走り去った動画から、向かう先を特定し、調査しようとしていた。たまたまジャスティンをガススタンドで見つけて詰め寄っているところへ校長のマーカスが奇妙な格好で走り寄ってきてジャスティンに襲いかかる。アーチャーはマーカスを殴り倒し、ジャスティンを助けるが、マーカスは執拗にジャスティンを追いかけ回した末、車に轢かれてぐちゃぐちゃになる。

 

ジェームズは薬中で、森でテントで暮らしていた。なんとか仕事を見つけたが着る服もなく、施錠していない車から窃盗をしたものに金にならず、適当な店に押し入ろうとしてポールに見つかる。その後、一軒の家に盗みに入ったが、そこはアレックスの家だった。そこでジェームズは、行方不明の子供達を地下室で見かけて、懸賞金を貰おうと警察署へ行きポールに見つかる。ポールはジェームズが言うアレックスの家に行き、一人中に入る。しばらくして外で待っていたジェームズにポールが襲いかかりジェームズを家の中に引きづり込む。

 

子供達が行方不明になってから、校長のマーカスは学校でアレックスの叔母というグラディスの訪問を受ける。マーカスはパートナーと暮らしていたが、ある日グラディスが家にやってくる。そして何やら謎の枝を取り出して血を塗りつけて、マーカスの持ち物を巻き付けると、マーカスの態度がおかしくなり、パートナーを殴り殺し、グラディスが、ジャスティンの髪の毛を巻いて枝を折ると、狂ったように飛び出してジャスティンの元へ向かう。

 

アレックスの家に、母の叔母グラディスが来ることになる。病気らしく、しばらく家で一緒に暮らすことになるが、ある日、アレックスが家に帰ると両親が放心したままおかしくなっていた。以来、アレックスは両親にスープを食べさせる日々が始まる。グラディスはアレックスに学校の子供達の持ち物を集めてくるように命令し、アレックスは整理棚の張り紙を集めて持ち帰る。その夜、グラディスは何やら枝に血を塗り、儀式をすると子供たちがアレックスの家に集まってきた。アレックスは子供達にもスープを飲ませるようになる。どうやら、何かの生気がグラディスの命を繋いでいるようだった。

 

グラディスはアレックスに、子供達のものを集めてきたら出ていくと約束していた。この夜、家の中に塩で結界を貼り、アレックスにその塩をまたがないように忠告する。そこへ、アーチャーとジャスティンがやってくる。中に入るとアーチャーはジェームズに、ジャスティンはポールに襲われる。ジャスティンはポールの銃でポールを撃ち殺し、アーチャーに襲いかかっているジェームズも撃ち殺す。しかし、アーチャーに呪いがかけられアーチャーはジャスティンに襲いかかる。

 

その最中、アレックスは両親が立っている前の塩を跨ぐと両親がアレックスに襲いかかる。アレックスはグラディスの部屋に逃げ込み、そこでグラディスの呪いの枝を見つける。そしてグラディスがしているように血を塗りつけてグラディスの髪の毛を巻き付けて枝を折る。グラディスがそれに気がついたがすでに遅く、すぐに子供達がグラディスに襲いかかってきた。グラディスは必死で逃げるがついに捕まり17人の子供達に八つ裂きにされる。グラディスが死んだ途端アーチャーはジャスティンから手を離し、子供達も放心したようになる。アーチャーは娘のマーシャを見つけて抱き上げて家に帰る。アレックスはあの後も両親にスープを飲ませ、新しい叔母と暮らし始めたこと、子供達は一年ほどして少しづつ回復してきたと言うナレーションで映画は終わる。

 

とにかく面白い。実話というテロップで、いかにも本当にあったような作りをしたということですね。結局、グラディスは黒ミサを行ったのだろうか、そのあたりの真実は最後まで説明なく終わったけれど、それがなくてもホラーエンタメという感じですとにかく面白かった。出色の一本でした。