くらのすけの映画日記

大阪の社会人サークル「映画マニアの映画倶楽部シネマラムール」管理人の映画鑑賞日記です。 あくまで忘備録としての個人BLOGであり、見た直後の感想を書き込んでいるので、ラストシーンまで書いています。ご了承ください

映画感想「アニキ・ボボ」(4K)「ズートピア2」

「アニキ・ボボ」

小さな港町を舞台に、無邪気な子供たちの物語を通じて大人が忘れかけていた、争いや罪を犯す無意味さを温かくみずみずしく描いていく一本。監督はマノエル・ド・オリヴェイラ。デビュー作である。

 

丘の上で汽車がやってくるのを眺める子供達の姿から、女の子の悲鳴に変わってタイトル。港町に暮らすカルリートスは、学校へ行く準備で母親に叱られている場面から映画は幕を開ける。登校の途中、大好きなテレジーニャが窓から見下ろしているのに手を振るが、彼女は離れたところにいるガキ大将のエドゥアルドに笑顔を振り撒く。

 

学校でも、カルリートスはエドゥアルドに遅れをとり、帰りに港で泳いで遊んでいても、元気なエドゥアルドはみんなの人気者だった。カルリートスはなんとかテレジーニャの気を引こうと考えるが、喧嘩でもエドゥアルドに負けてしまう。この町で、誘惑に誘われる店というのがあり、そこのショーウィンドウの人形がテレジーニャのお気に入りだった。カルリートスの友達のピスタインがカルリートスのために人形を買おうと貯金箱を持って店に行ったがお金が足りず戻ってくる。

 

カルリートスはなんとかしようと、店に行って店主が客の応対をしておる隙に人形を盗んでしまう。そして夜中、テレジーニャの部屋の窓に行き彼女にプレゼントする。この翌日、エドゥアルドのリードで学校をサボって水辺で遊ぶ計画があった。カルリートスは誘われていなかったが、テレジーニャに聞いて翌朝港に行く。そこで、タコを作ろうと準備するが、紙が足りない。エドゥアルドは友達からお金を集めて誘惑に誘われる店に行く。そこで紙を買って、店主に悪態をついて帰ってくる。

 

エドゥアルドたちがタコを作っているところで、カルリートスとエドゥアルドは喧嘩になってしまう。そこへ警官がやってきたのでみんな逃げる。エドゥアルドのリードで警官と泥棒という遊びを始め、カルリートスは泥棒役になってしまう。誘惑に誘われる店の店主は人形が盗まれたと知り、エドゥアルド達の後をつけていた。丘の上で凧であそぼうとしていたエドゥアルド達だが、汽車が近づいてきた音を聞いてみんな線路の上の丘に行く。ところが汽車が来た時エドゥアルドは足を滑らせて落ちてしまう。直後、カルリートスがやってきたので、カルリートスがエドゥアルドを突き落としたと友達に思われてしまう。

 

エドゥアルドは病院に担ぎ込まれ、テレジーニャが心配で病院に行って店主と出会う。店主はカルリートスが突き落としたのではないとテレジーニャに話す。カルリートスは友達に疑われて、船に乗って街を逃げ出そうと考えたが船長に追い返され一人で佇んでいた。そこにテレジーニャらが現れ、カルリートスの疑いは晴れる。カルリートスは、盗んだ人形を返そうとテレジーニャに事情を説明して店に返しに行く。店主は、正直なカルリートスの気持ちに免じて人形をプレゼントする。カルリートスはテレジーニャに人形をもう一度手渡し二人は仲良く街を歩いていって映画は終わる。

 

ほのぼのしたたわいない子供達の物語ですが、つい盗みをしてしまった主人公の苦悩を、悪夢を見る演出で表現したり、遊びの中で泥棒役になってしまったり、些細なことで罪を着せられたりというさりげない展開に、大人が忘れかけていた何者かを感じさせられてしまいます。70分余りの作品ですが、スケール感の大きいいい映画だった気がします。

 

 

ズートピア2」

本来吹替版は見ないけれど上戸彩吹替なのでこのシリーズだけは唯一吹替版を見る。前作よりスケールアップし、スピード感の緩急が最高に楽しい仕上がりの映画でした。ニックとジュディの友情物語もさりげなく挿入、ハイテンポで展開するストーリーにラストまで楽しみ切りました。面白かった。監督はジャレッド・ブッシュ、バイロン・ハワード。

 

ズートピアでの陰謀を見事に防いだジュディとニック、ニックはジュディの相棒になるべく警察学校を出て警官になったところから映画は幕を開ける。港で密輸が行われているという情報により、GPDは早速捜査に向かうが、署長はニックとジュディの新人には勉強するようにとだけ指示する。当然ジュディ達は黙っていられず勝手に捜査し、町中を大騒ぎにしたものの犯人を追い詰めて無事解決するが、積荷の中に謎の蛇の皮をジュディは発見、署長に報告する。しかし、署長は相手にせず、大暴れした二人に謹慎処分を言い渡す。しかし、謎の蛇皮が気になるジュディはニックと共に、まもなく開催されるズートピアが作られた日記の披露イベントに潜入する。

 

ズートピアには爬虫類が住んでいなかった。その謎がその日記に隠されていると考えたジュディは、日記を狙ってやってくる何者かを見張ろうとするが、そこに現れたのはズートピアに存在しない蛇だった。ジュディはその蛇を追い詰める中、蛇は、かつてズートピアに住んでいたが、山猫達の陰謀で追い出された過去を説明する。ジュディとニックは日記の謎を解くために蛇のゲイリーと共に、真実を捜査し始める。

 

爬虫類のことを聞くために、ビーバーの二ブルズの助けを得て、ズートピアを追い出された動物達が住む街へ行く。そこで、ズートピアを作ったのがゲイリーの先祖のアグネスという祖母であることがわかる。そして、アグネスがズートピアを作るというアイデアを特許にして認めたが、その特許を山猫達が勝手に書き換え、蛇が亀を襲ったというでっち上げの話を作って爬虫類を追い出して、爬虫類の土地を自分の土地にしたことがわかった。お婆さんが隠した本当の特許を見つけるべくジュディとニック、ゲイリーと二ブルズ、さらに山猫の御曹司パウバートらは、日記の表紙の地図を読み解き、かつてのアグネスの家の居場所を突き止める。

 

山猫たちはジュディ達を追い、さらに警察にも力がある山猫はGPDにもジュディ達を追い詰めるように圧力をかける。ジュディ達は、様々な仲間の力を借りてカーニバル真っ最中のズートピアの一角にあるアグネスが隠した建物を発見するが、仲間だと思っていたパウバートが、突然裏切り、ジュディとニックを窮地に追い込む。しかしゲイリーの活躍で無事本当の特許を手にれ、ゲイリーの先祖の汚名も晴らされて、ズートピアには爬虫類も含め全ての生き物が住めるようになって映画は終わる。

 

細かい展開やエピソードは書ききれないほどに盛りたくさんな脚本になっているが、それぞれの展開はディズニーらしいエンタメ感満載で、追っかけの連続で突っ走るストーリーはとにかく爽快なほどに楽しい。おそらく3も作られるだろうけれど、本当に面白かった。