くらのすけの映画日記

大阪の社会人サークル「映画マニアの映画倶楽部シネマラムール」管理人の映画鑑賞日記です。 あくまで忘備録としての個人BLOGであり、見た直後の感想を書き込んでいるので、ラストシーンまで書いています。ご了承ください

映画感想「殺し屋のプロット」

「殺し屋のプロット」

いわゆるタイムリミットサスペンス。難病で余命いくばくもない主人公が息子のために最後の完全犯罪にチャレンジしていく。それほどキレのいい演出ではないが、ちょっと面白い映画でした。監督はマイケル・キートン

 

二つの博士号と元陸軍偵察隊将校だったジョン・ノックスは、この日、相棒のマンシーと食事を取ろうとしている場面から映画は幕を開ける。実はこの二人はプロの殺し屋でこれから仕事に向かうところだった。実はノックスは、数日前、難病で数週間で記憶を失うと宣告されていた。時々途切れる記憶を頼りに、この仕事からも引退を決意しての今日だった。

 

ターゲットの家に二人は別々に潜入、ノックスはターゲットの男をシャワールームで撃ち殺すが、誤って一緒にいた女性も撃ってしまう。咄嗟の判断で、工作を進めたが、時々記憶が飛ぶ症状に襲われる。そこへマンシーが現れ、ノックスはつい発砲してしまいマンシーも殺してしまう。必死で冷静さを保ちその場の証拠隠蔽を済ませて帰宅する。

 

ノックスの家には毎週木曜日アニーという娼婦が訪ねてくることになっていた。この日も一夜を明かしたノックスは盟友ゼイヴィアのところへ行き、今回の仕事のミスと、殺し屋の引退を告げに行く。そして、自分の財産を三等分して分けて欲しいと頼む。その夜、ノックスの家に、長年絶縁状態だった息子のマイルズが現れる。マイルズは、自分の娘をレイプした男を殺してきたのだという。しかしその殺人を隠蔽して欲しいと、殺し屋のノックスに頼みにきた。ノックスは、記憶を失う中、マイルズの殺人を隠蔽するべく計画を立てる。そしてゼイヴィアにも協力を仰ぐ。

 

ノックスはマイルズの殺人現場に行き、血のついたシャツ、毛髪、凶器などを揃える。そして、マイルズの車が写ったビデオ映像も細工して戻ってくる。そんな頃、警察のイカリ警部は、三人の殺人の捜査をしていた。現場に特に証拠はなかったが、マンシーの遺体からノックスの存在を確認する。しかし、ノックスの証拠は全く見つからなかった。間も無くして、マイルズが殺した男の死体も警察に発見され、その男の関係から、マイルズの娘ケイリーへつながっていく。おりしも、マイルズは家族と出掛けて、カフェで通りすがりの男にいちゃもんをつけて傷害事件を起こす。

 

イカリは、マイルズの家族を事情聴取し、マイルズの家の家宅捜索をする。そこで、ケイリーをレイプした男の血糊がついたシャツや凶器などを発見、マイルズを殺人容疑で逮捕する。マイルズは、面会に来たノックスに、隠蔽を頼んだのにどうしてこうなったかと罵倒しようとするが、逆に6年前の脱税事件を密告したとノックスから非難される。

 

しばらくして、マイルズに関する証拠が何者かに捏造されたものだと判明、さらにノックスの家からケイリーをレイプした男の殺害関連の証拠が出てくる。ノックスは、マイルズに、殺人の汚名を着せようとしたかの証拠が次々と上がりノックスは逮捕され、マイルズは釈放される。

 

ゼイヴィアは、ノックスに依頼された通り、ノックスの財産をマイルズと元妻ルビーに届ける。アニーにも配分するつもりだったが、直前に、アニーは自分に財産分与されているのを知らず、財産目当てに仲間を誘ってノックスを襲い返り討ちにあって、仲間は殺されてしまう。アニーには金ではなく大量の本が送られた。収監されたノックスにマイルズが面会に行くが、ノックスの記憶はすでに失われていた。こうして映画は終わる。

 

面白い話だが、今一つ演出にキレがなく、勿体無い出来栄えに終わっているけれど、なかなか楽しめる映画でした。