「ザ・クロウ」
いわゆるダークファンタジー。かなり前に見た旧作はなかなか面白かった印象があるので見に行ったが、シュールな映像を駆使しているかに見せて、かなりグロテスクな殺戮シーンを見せ場にしようという程度の感性の映画だった。全編シャープで陰湿な画面は、なかなか美しいのですが、物語の構成がちょっと練り足りなかったようです。監督はルパート•サンダース。
一人の少年がスーパーの袋を下げて歩いていると、彼方に真っ白な馬が鉄条網に絡んで死にかけているのを見て駆け寄る場面から映画は幕を開ける。その向こうにトレーラハウスのようなものがあり、カラスが群がっていて、中には老母のような女性が死んでいる。場面が変わると、一人の女性が金庫に何やら隠している。そして友人のシェリーに電話をして、動画がバレたから危険だと知らせた直後何者かが押し入り彼女は注射を打たれ拉致される。
シェリーは身の危険を感じるが、男達が迫ってくる。途中警官とぶつかりバッグを落としたが、そこにはドラッグが入っていてシェリーは逮捕され、更生施設に収容される。更生施設では、冒頭の少年エリックが青年となって収容されていた。エリックはシェリーを見かけ、一眼で気にいってしまい話すようになる。
そんな施設に、シェリーを狙うローグの部下マリオンとシェリーの母がやってくるのを見かけたシェリーはエリックに危急を知らせ、エリックは洗濯室からシェリーを逃す。そしてエリック自身もこの施設が気に入らなかったので一緒に逃げる。逃げた二人はとりあえず、シェリーの友人の豪邸に身を潜め、愛し合うようになる。
二人がクラブに遊びに行った際、シェリーの友人からローグが探しているから危険だと知らされる。シェリーとエリックは店を出て逃げるが、二人は捕まり殺されてしまう。エリックが目覚めたのは、寂れた駅のようなところで一人の男が声をかけてくる。そして、愛を力にして、殺した奴らを全員倒せばシェリーは助かると助言する。
現世に戻ったエリックは、自分たちを殺した親玉ローグらを見つけ迫るが、シェリーが隠した動画に写っていたのは、ローグに囁かれて洗脳されて人を殺戮するシェリーの姿だった。エリックはシェリーへの愛が一瞬途切れたために、今まで治っていた傷が治らなくなり、再び、寂れた駅にやってくる。謎の男が、シェリーへの愛に疑問を抱いたことが原因だと告げると、エリックは、自分の魂の代わりにシェリーを生き返らせて欲しいと懇願する。謎の男はエリックと血を交わし、エリックは再度現世に戻る。
折しも、ローグらはオペラの会場にいた。エリックはオペラ会場へ行き、ローグの部下を惨殺し、マリオンに迫る。そしてローグが別荘にに逃げたのを聞いたエリックはマリオンを殺して、ローグの別荘へ向かう。そしてローグと対峙するが、ローグは、エリックに何やら囁く。一瞬ひるんだエリックだが、シェリーへの強い愛に目覚め、一気にローグを倒す。
二人は寂れた駅にやってきて、ローグは水たまりの中から地獄へ落ちて行き、代わりにシェリーが浮き上がってくる。そしてエリックはシェリーに別れを告げるとシェリーは、蘇生されて生き返る。やがて彼女は夢だった歌手として活躍する姿で映画は幕を閉じる。
旧作とストーリーが少し違う気がするがほとんど覚えていないのでなんとも言えない。今風のグロテスクな映像に彩られたダークファンタジーという仕上がりの映画でした。
![[LionsGate] 映画 THE CROW ザ・クロウ 映画チラシ アメリカ グッズ 公式 ビル・スカルスガルド 2026 [LionsGate] 映画 THE CROW ザ・クロウ 映画チラシ アメリカ グッズ 公式 ビル・スカルスガルド 2026](https://m.media-amazon.com/images/I/41vfFuNHDbL._SL500_.jpg)