「私がビーバーになる時」
昔からディズニーは環境保護をテーマにした作品は得意なのですが、最近はどこか鼻につく描写が目立つようになった気がします。今回の作品もどこというわけではないけれどいまひとつちぐはぐで、ほのぼのした面白さがなくてディズニー映画として楽しめなかった。もっともふもふ可愛い展開かと思っていたので、ちょっと期待はずれ。監督はダニエル・チョン。
一人の小学生メイベルが、学校で飼われている小動物をリュックに詰め込んで助け出そうとしている場面から映画は幕を開ける。あっさり捕まり、母親に連れられておばあちゃんの家に住むことになる。どうやら都会に行きたい母に逆らって祖母の家で暮らすことにしたらしい。落ち込んでいるメイベルを祖母は、森の中のビーバーの池のほとりの小山に連れ出し、自然の声に耳をすませば、自分も大きなものの一部だと感じて落ち着くと教える。以来、祖母とその小山に行くのが日課になる。
時は流れ、メイベルは大学生になっていた。祖母も亡くなり、ビーバーの池にはジェリー市長が強引に環状道路を建設するために工事を進めていた。メイベルはビーバーの作ったダムが破壊されるの阻止しようとするが、すでに動物たちもここを去っていて、戻ってこないなら工事を進めると言う。そこで、メイベルは、この池を去ったビーバーを呼び戻すべくビーバーに近づこうとする。
やってきた一匹のビーバーに近づこうとしたら、そのビーバーを捕まえて車に乗せて走り去るのを目撃、メイベルが後を追うと、ビーバーは大学のサム博士の研究室に飛び込んで行った。サム博士は人間の意識を動物のロボットに転送させるホッパの研究をしていた。メイベルはサム博士の反対を押し切って勝手にビーバーのロボットに自分の意識を転送し森へ向かう。そして、哺乳類の王、ビーバーのジョージと知り合う、
ジェリー市長が設置した偽の木から流れる不快音の装置を破壊したメイベルは、ジョージの命令でビーバーのダムを作ろうと協力を始める。しかしジェリー市長は、さらにたくさんの装置を設置して強引に工事を進めるので、ジョージは森の生き物たちの王を集めて、ジェリー市長を諦めさせようとする。しかし、贄切らない王たちに焦ったメイベルが、ジェリー市長を排除しないとと言った一言で、虫の王子タイタスが、母がなくなったことをいいことに後釜の王になり、生き物を先導してジェリー市長を倒そうとする。
それは方向が違うと、メイベルたちはジェリー市長を守る側に回る。しかしタイタスはサム博士の研究を逆手にとってジェリー市長の人形に自分を転送して、人間を扇動し始めた。そこへ乗り込んだメイベルたちは大奮戦の末、タイタスを排除するが、森が火事になり街に迫る勢いになる。そこで、ジョージらの砦の池の水を森に流そうと、ビーバーのダムを一致団結して破壊し、火事は消されて一段落。
メイベルは、この日卒業を迎え、サム博士の研究室に行くと、ホッパの研究は中止になっていた。メイベルが祖母と行った小山に行くと、そこにジョージがいて二人でのんびり自然に浸って映画は終わる。
退屈ではないのですが、どこかスッキリと楽しめない作りになっている気がするのは自分だけでしょうか。もっとビーバーの可愛らしさが随所に出てきたらもっと楽しかった気がする作品でした。
「激突!殺人拳」
千葉真一の空手アクションを見せるだけの映画で、ストーリーよりもアクションの連続がちょっと単調で工夫もなく、終盤、流石に飽きてきてしまった。ブルース・リー人気にあやかった作品なのは見え見えですが、これもまた娯楽映画の一本という映画でした。監督は小沢茂弘。
死刑囚志堅原の死刑執行が決まったと言う新聞記事から、志堅原の監房に最後の話をするために坊主がやってくる。その坊主は志堅原と二人きりにして欲しいと言って二人きりになると空手の立会いをする。そして、志堅原に拳を打ち込んで痺れさせ、脱獄を促す。その坊主は剣と言った。そして絞首台に向かう途中で志堅原は、階段をころげおちてそのまま救急車に乗せられるが。途中で剣らが助けて脱走させる。
志堅原を脱獄させたのは志堅原の弟義順と妹奈智だったが、残金を払わないので剣は義順を殺し、奈智を牟田口に売り飛ばしてしまう。牟田口は、剣の腕を買って、ベルネラ石油の当主の娘サライを誘拐するように依頼する。しかし、背後にマフィアの五竜会が存在しているのを知り断る。そして、剣は日本の空手道場主の叔父貴の元にいたサライの警護を引き受けることにする。
そんな時、ベルネラ石油の副社長ジャードの秘書がサライを迎えにくる。剣たちはサライを見張っていたが牟田口らに邪魔されて見失い、サライは誘拐されてしまう。別荘に拉致されたサライを剣はなんとか奪い返すも、剣も捉えられ、再びサライは取り返されてしまう。サライは神戸に停泊するプリンセスサライ号に連れていかれた。そこではジャードがいた。彼はベルネラ石油の前社長を殺害し、五竜会と共同経営するように経営権の譲渡を迫る。
香港から派遣された殺し屋を倒した剣はサライ号に乗り込み、志堅原と最後の戦いをすることになるが、ジャードらの非道を許さない香港から来たティンサウは、ジャードらを撃ち殺す。最後の最後で、奈智が剣にすがりつき、志堅原に、自分もろとも剣を刺すように叫ぶ。志堅原は、奈智ごと剣を刺すが、とどめを刺そうと近づいた際、剣は最後の力で志堅原の喉を抉り取って殺す。雨の中、苦痛に叫ぶ志堅原のそばに立つサライとティンサウの姿で映画は終わる。
なんとも言えない映画で、まさにB級空手アクションと追う一本だった。

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