「FRÉWAKA/フレワカ」 結局なんの話かと思うと、アイルランドの土着の儀式の恐怖を描いたホラー作品。不気味なシーンが連続して、何かが起こる怖さをこれでもかと描かれながら、終盤に何やらこの恐怖の原因が明らかになり、結果、悲劇的な結末に至り、救い…
「射鵰英雄伝」 武侠映画は面白い。次々出てくる漢字名の登場人物の相関図はわかりづらいが、CGとワイヤーアクションをふんだんに使った大バトル戦はとにかく痛快に面白く、大胆なカメラワークで見せる映像はワクワクハラハラさせてくれました。監督はツイ・…
「サリー」 ほのぼのと癒される映画でした。これという劇的なものも、宣伝文句にあるロマンス詐欺のこともさらりと流して、ひたすら主人公の家族や周りの人達のあったかい物語を綴っていきます。決して大傑作とかそんな大層なものではなくて、その辺に転がっ…
「クスノキの番人」 東野圭吾作品の初アニメ化。アニメ自体はかなり荒っぽい作りになっていますが、原作がいいのでしょう、その良さをアニメとして昇華して、感動の物語に仕上がっていました。ラストは胸が熱くなってしまいました。監督は伊藤智彦。 月郷神…
「黒の牛」 禅に伝わる悟りまでの道程を十枚の牛の絵で描いた「十牛図」に着想を得て作られた作品。特に物語があるわけでもないいわゆる映像詩。フィルム撮影で描く奥深い画面がとにかく美しく、これというセリフも聞こえてこないけれど、主人公の男と牛の心…
「マーズ・エクスプレス」 ハイスピードの映像と展開、リズミカルなBGMに、オープニングから引き込まれてしまうアニメだった。出だしは、顔を見分けるのに苦心したが、次第に単純な探偵物語が、ロボットと人間の闇の世界に入り込んで、物語の本質に迫ってく…
「ガーゴイル」 スローテンポで淡々と進むストーリー、結末の見えない展開で、何度か意識が飛んでしまった。映像は美しいのですが、切り取られたシーンの数々が、少ないセリフの中で物語にまとまっていくという散文詩の如き映画でした。監督はクレール・ドゥ…
「恋愛裁判」 力のない映画でした。脚本、演出が弱いのか、役者が脚本をしっかり読み込んでいないのか、こちらに迫ってくるものが全くなく、淡々と展開するゆるさがなんとも言えない映画だった。メッセージはもっと強いものだと思うが、主演の齊藤京子がとに…
「吸血鬼ゴケミドロ」 人間のエゴが人類滅亡を招くというテーマを徹底的に突き詰めて、SF仕立てのホラーに仕上げた天晴れなカルトムービーだった。とにかくストーリーはぐだぐだなのだが、追い詰められた人間が善人も悪人もなくエゴイズムに取り憑かれていき…
「カリギュラ」(究極版) 1980年公開作を90時間以上の素材を再編集し、当初描かんとした作品に近い形で仕上げた究極版を初公開以来の再見。壮大な舞台劇を見せつけられる恐ろしいほどのカルトムービー。初公開時は約二時間半ほどだったが今回の再編で約三時間…
「役者になったスパイ」 1989年ごろ、東西冷戦真っ最中の世界で、軍隊廃止が叫ばれているスイス、状況を危惧した政府が危険と思われる人物を監視対象にしたと言う事件は、さすがに知識として全くない。そんな舞台設定で警官だった主人公が役者の世界に触れる…
「MERCY マーシーAI裁判」 相当に面白かった。練り込まれた脚本と二転三転する展開、SFタッチの動的な映像作りも見事。今時のメカニカルだけで奇抜な作りを見るだけの映画かと思っていたので、これは掘り出し物のエンタメサスペンスでした。傑作。監督はティ…
「日本ゼロ地帯・夜を狙え」 テンポの良いストーリー展開と、リズミカルなアクションの挿入、シンプルな物語ながら、しっかりと観客を引き込んでいく構成、まさにプログラムピクチャーの鏡のような一本だった。スターはスターらしく、お色気はほどほどに画面…
「アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし」 「シンデレラ」の物語を元にしたゴシックホラーですが、主人公はシンデレラではなく、義姉のエリヴィラの物語です。かなりグロテスクなシーンも散りばめられていますが、「シンデレラ」の話をリアルなドラマ…
「大悪党作戦」 典型的なプログラムピクチャー。あれよあれよと登場人物が増えてきて、さらに物語もどんどん膨らんで、冒頭のあれやこれやは吹っ飛んで、ラストはひたすら雪山を転げ回りながらの銃撃戦、そしてあっけないエンディング。単純そのものに楽しめ…