くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画感想「自虐の詩」

堤幸彦監督が描いた浪速新世界のこてこてのお話はなんと四駒漫画の傑作「自虐の詩」の長時間映画化。主演は阿部寛、中谷美紀。半分期待半分不安の気持ちで見に行ったが、期待通り、十分に楽しめた。昨日の「スターダスト」同様に特に傑作というわけではない…

映画感想「スターダスト」

急に非現実的な世界がみたくなって、衝動的にみたのがこの「スターダスト」 まぁ、見る予定だったから後悔はしたくないのですが、こんな映画があるんですね、とはっきり言ってうんざりしてしまった。脚本のできの悪さに加え、演出もひどいもので、ファンタジ…

映画感想「ヘアスプレー」

期待のミュージカル「ヘアスプレー」をみる期待といっても、むちゃくちゃに期待していたというより、話題性に載せられてのことでもあるのですが。さてさて、お話は1960年代のボルチモア、まさにアメリカが黒人差別に沸いていた時期でかつそのメッカであ…

映画感想「HERO」

特に映画として傑作ではない。名作になるほど、卓越した演出がみられるわけでも、うなるような映像が見られるわけでもない。 でも、だからこそいいのです。テレビドラマの映画版としてのおもしろさを徹底的に追及して完成した作品がこの「HERO」なのです…

映画感想「エディット・ピアフ 愛の讃歌」

久しぶりにうなるほどすごい映画を見ました。 「エディット・ピアフ 愛の讃歌」ご存じ、名曲「バラ色の人生」「愛の讃歌」で有名なフランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの半生を描いた映画です。 監督はオリヴィエ・ダアン、フランス、イギリス、チェ…

映画感想「パンズ・ラビリンス」

「ブレイド2」をテレビで見て以来、ギレルモ・デル・トロ監督に心酔してしまった私ですが、ついに、大期待の「パンズ・ラビリンス」をみてきました。現実と夢の世界の入り交じった内容ということでしたので、今はやりのファンタジー物かと思っていたのです…

映画感想「サウスバウンド」「ローグアサシン」

森田芳光監督は「椿三十郎」を撮っているのではなかったか?と思ってしまったくらいに突然、公開を聞いたこの「サウスバウンド」を見に行ってきたのです。正直、片手間に撮った作品であるところが見え見えでした。丁寧に時間をかけた演出がなされていない。…

映画感想「めがね」

「かもめ食堂」の萩上直子監督、小林聡美ほか同じスタッフ、キャストでつづった癒し映画「めがね」。見た人の感想も非常に高いというのは、やはり、現代人はこの手のなーーんにもない映画、なーーーにもない世界にあこがれを抱いているのでしょうか?物語は…