2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧
痛快というか、爽快というか、見終わって本当にすっきり、ニンマリした映画でした。あらすじを聞くと「俺たちに明日はない!」の老人版であるかのような印象を受けますが、そんなことはありません。 冒頭から、意味ありげな若者たちの出会いの場面に始まり、…
フジテレビ開局50周年大作、織田裕二主演と、今ひとつ見に行く魅力がなかったのですが、結構面白いという評判に魅かれて、見に行きました。なるほど、評判どおり、なかなかどうして面白い。サスペンスの展開が本当にスピーディで、細かいカットをつなぎ合…
昨日に引き続き、アメリカで単館公開から口コミで拡大公開されたという「サンシャイン・クリーニング」を見る。 大好きな「リトル・ミス・サンシャイン」のスタッフの一部とキャストが集まり制作した作品であり、非常に小味のきいた秀作でした。題名が似てい…
最初4館で公開されたのに、口コミと批評家の絶賛で拡大公開された秀作「扉をたたく人」 期待通りのすばらしい作品でした。そして一方で、いかにまだまだ自分が無知であるのかを思い知らされました。物語を伝えてくるという映画の一つの面白さをまざまざと見…
いよいよクライマックスである。 そもそもファンタジーで始まったシリーズ。もちろん原作もその類でスタートするのであるが、見る見る大人のサスペンスへと変貌していく。映画においても、同様にファンタジックな子供の物語から徐々にかなりシリアスで暗い物…
平凡なお涙頂戴作品ではないという感想が圧倒的に多い。しかも、超ロングラン。当初は見る作品のリストにしていなかったので、かなり迷った末、とうとう最後の週になって見に行きました。なぜか心に残る二時間のドラマでした。評判どおり、単純な泣かせる映…
宣伝フィルムを見たときから、ちょっと期待のSF大作。 アレックス・プロヤス監督は「アイ、ロボット」でそれなりに、評価はできる監督でしたので、まあ、失敗はないだろうと思っていたのですが、なんとも、不完全なB級作品でした。宣伝フィルムにも使われ…
今までの道徳心とか、男と女の問題とか、恋愛とか、結婚とか、SEXとかに対する固定観念をすべてをハンマーで打ち砕いてスクリーンを見れば、軽快なスペインの音楽を背景に二人の女性、ヴィッキーとクリスティーナが情熱の国スペインのバルセロナに降り立…
日本漫画界の巨人、手塚治虫が描いたサスペンス「MW−ムウー」。脚本は「デスノート」の大石哲也である。冒頭からいきなり「デスノート」の導入シーンを思わせるスリリングな展開から物語が始まる。 タイのとある町で、誘拐事件が起こっている、そしてその…
学生時代に一時はまったフランソワーズ・サガンの小説。その原作者の半生を描いた作品を見てきました。次々とあふれてくるフランス語、そして短いカットが続くめまぐるしいカットつなぎは、一昔前のフランス映画を思い出させてくれて、それだけでも見た甲斐…