2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「くるみ割り人形と秘密の王国」 豪華絢爛たるCG映像の中で展開するクラシックの名曲が生み出すファンタジー。夢見るような画面の数々は素敵なのですが、もうちょっとストーリーを見せると言うことも考えて欲しいです。物語の展開は実に陳腐なのが残念。監督…
「おかえり、ブルゴーニュへ」 何の変哲もない映画なのですが、ストーリーにリズムがないので何とも退屈な作品でした。監督はセドリック・クラピッシュ。 フランスを飛び出しオーストラリアにいた長男のジャンが、実家に戻って来るところから映画が始まる。…
「日本沈没」(1973年版) 映画鑑賞ナンバー1番にしている作品をほぼ50年ぶりにスクリーンで見る。監督は森谷司郎、脚本は橋本忍。 とにかく懐かしい。小学校時代に見た ので、ほとんどシーンを覚えているが、やはり原作がしっかりしているので今見ても噓っ…
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」 ハリー・ポッターにはじまるこのシリーズは面白くないわけではないが、流石にもう魔法の世界も珍しくなくなったので新鮮味がない。しかも物語がシンプルなのに、関係が複雑になってくると、私の頭では…
「ハード・コア」 原作がシュールなのだろう。なんとも言えないつかみ所のない仕上がりになっている作品でした。うまく作れば、抜きん出た映画になったかもしれませんが、いまひとつ昇華仕切れていない感じです。役者それぞれが掴み切れていないように見えま…
「母さんがどんなに僕を嫌いでも」 思っていたより良かった。単純な虐待映画かと思っていたのに、冒頭からどんどんはぐらかされて、どんどんお話に味が加わってきて、最後はほんのりと感動してしまいました。監督は御法川修。 主人公タイジが母の料理を真似…
「アウト&アウト」 なんでもありのVシネテイストの映画ですが、軽いノリの連続で結構楽しめました。監督は原作者でもある木内一裕。 一人の若者池上が拳銃を手に入れるためにやくざ者らしい男達と会うシーンから映画が始まる。やくざ者達は、金だけとって逃…
「生きとし生けるもの」 とっかかりの話がどんどん膨らんで収拾がつかなくなって、ラストは笠智衆の演説で全て終わらせる。言いたいことはわかるが、全体がまとまらない。そんな映画でした。監督は西河克己。 ある会社の賞与の日に映画が幕を開ける。それぞ…
「銃」 なんとも病んでる映画。何を意図してるかわからないモノクロ映像と何を意図してるかわからない主人公の学生設定、などなど、まとまらない映画だった。監督は武正晴。 大学生のトオルは、ある時、殺人現場に遭遇し、拳銃を拾う。雨の降るカットから映…
「人魚の眠る家」 原作を先に読んでいたのですが、映画としては真面目にいい作品に仕上がっていたと思います。長回しのスローなテンポとクライマックスの畳み掛けはうまくまとまっていた感じですが、もうちょっと冒険してもよかったのではないかなという物足…
「生きてるだけで、愛。」 これは、良かった。いつもの、暗い青春ドラマかと思っていたら、どんどん引き込まれてしまう。特に、寧子を演じた趣里の演技が抜群に面白いので、のめりこんでしまいます。また津奈木を演じた菅田将暉も良い。脚本もカット割りの切…
「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語」 つまらないわけではなかったけれど、話がよく理解できないのと、やや長く感じた。ロシア映画らしい一本でした。監督はカレン・シャフナザーロフ。 時は日露戦争。満州の野営病院に勤めるアンナ・カレーニナの息子…
「アンクル・ドリュー」 映画作品としての出来はどうか知りませんが、楽しい映画でした。監督はチャールズ・ストーン3世。 ストリートバスケのコーチをしているダックスが、自分のチームのスターをライバルに取られるところから物語が始まる。 自腹を切りな…
「GODZILLA 星を喰う者」 理屈と講釈だけで、緩急もなくダラダラとした脚本に辟易する作品で、自己満足だけで完結するストーリーに参ってしまった。 ここまで来ると、退屈を超えて呆れてしまう作品。 ゴジラによりなすすべもなくなった地球の人々。ゴジラは…
「ボヘミアン・ラプソディ」 1991年、45歳で亡くなったロックバンド「クィーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記。素直にクライマックスのライブ・エイドのコンサートシーンでは拍手してしまいました。盛り上がりました。良かったです。監督はブラ…
「パウロ 愛と赦しの物語」 正直言って本当に退屈な映画でした。映画になっていないと言われればそれまでですが、これという展開の面白さもないし、話にポイントもないし、画面は暗いし、前半何度も眠気が襲ってきてしまいました。監督はアンドリュー・ハイ…
「十年 Ten Years Japan」 石川慶監督の「美しい国」、木下雄介監督の「いたずら同盟」、津野愛監督の「DATA」、早川千絵監督の「PLAN75」、藤村明世監督の「その空気は見えない」の5作品をオムニバスで描く。 どの作品も可もなく不可もなく、それぞれの作家…
「デス・ウィッシュ」 オリジナルの「狼よさらば」はテレビでしか見たことがありませんが、やはりチャールズ・ブロンソンのアクの強さはブルース・ウィリスでは物足りなかった。でも、普通にアクション映画として面白かったからよしとしましょう。監督はイー…
「地図のない町」 橋本忍脚本にしてはキレがないように思うのは、ちょっと本来の話を捻じ曲げてサスペンス仕立てにしたときの無理がかかった感じでしょうか。ラストの畳み掛けだけが浮き上がって見えてしまうのも残念だし、少し長く感じてしまうのは物語の構…
「ヴェノム」 話の展開がスピーディなのですが、どうもこの手のシリーズは食傷気味で、キャラクターが変わってもそれほど斬新さもなく、まぁ普通の娯楽の時間つぶし程度にしか楽しめなかった。監督はリーベン・フライシャー。 一基の宇宙船が地球に向かって…
「ビブリア古書堂の事件手帖」 全体に落ち着いた良質の文芸映画的な空気感を持った映画でした。ただ、クライマックスのありきたりで適当なカーチェイスだけが手抜きにしか見えなかった。監督は三島有紀子。 吊り橋の家をいく葬儀のシーンから映画が幕を開け…