エドガー・ライト一門でレギュラー出演のニック・フロストが原案、主演を行った一本。非常にシンプルなストーリーでありきたりだが、飽きずに最後まで楽しむことができました。
少年時代に、サルサで次々と大会で優勝した主人公ブルース、最後の全国大会の直前に、たまたま町で悪ガキと接触したために大会に出場できず、25年がたったところから始まる。
見る影もなく太ったブルースは、会社にきた新しい上司ジュリアに夢中になる。しかも、彼女がサルサを習っていると聞き、再度サルサを始めようと決意、かつての師匠ロンの元を訪ねる。
一方、会社にはいけ好かない同僚ドリューがいて、同じくジュリアをねらう。
後は、よくあるストーリー展開で、ラストはハッピーエンドになるのだが、サルサなんてほとんど知識がないのに、そのテンポよいリズムに乗った映像にすっかり、のめり込んで楽しんでしまった。
エドガー・ライトが描くちょっと下品なコメディとは違って、イギリス的な上品な出来映えになっている。下ネタも、軽くいなす演出はさすがに、好感。
たわいのない一本だが、十分楽しめる娯楽映画でした。