くらのすけの映画日記

大阪の社会人サークル「映画マニアの映画倶楽部シネマラムール」管理人の映画鑑賞日記です。 あくまで忘備録としての個人BLOGであり、見た直後の感想を書き込んでいるので、ラストシーンまで書いています。ご了承ください

映画感想「いけちゃんとぼく」

いけちゃんとぼく

西原理恵子原作の絵本の実写映画版です。
とにかく、いけちゃんというCGで描かれた風船のようなキャラクターが抜群にかわいいのである。
宣伝フィルムを見たときは、単調な面白みのないものに見えていたが、いかんせん、スクリーンでその姿を見ると、とにかく愛らしい。しかも声をしている蒼井優ちゃんがこれまた最高。
彼女(一応いけちゃんは女性)を見ただけで、この映画を見た甲斐があるというものであるし、2時間ある作品がこのキャラクターを見ているだけで終わってほしくないほどに魅力があるのです。

もともと、この物語に魅かれ、見たかった作品だけに、この点だけでも、本当に楽しめました。

映画として、作品のできばえは中の下くらいでしたが、どことなく切ないラブストーリーが、ぎこちないノスタルジックな物語の中で、ギクシャクしながら展開する様は、あれはあれでよかったかなと思います。

ただ、正直、評論家になりかけてしまった部分もあり、冒頭の始まりから、この映画を批評せんと見ていたところが自分なりに情けなかったです。
映画ファンは絶対に評論家になってはいけないんですよ。見たい映画を楽しまないと・・

そう、思い直して、ひたすらいけちゃんにはまり込んで微笑んでしまった2時間でした。
原作も読んでみたいと思います