今更という感じである。お話の展開はこれまでのシリーズとなんのかわりもない。というか、20年もたって、同じテーマパークを作ったのに、セキュリティの進歩がぜんぜんないのってどうなのということである。
遺伝子操作で作られた新種の恐竜が、その知能で逃げだし、結局、観客をパニックにするというもので、むかしからいるラプトルとTレックスがその恐竜を倒してハッピーエンドってどうよ。ストーリーの工夫もないけど、演出の独創性もない一本。監督はコリン・トレヴォロウ。
例によって、世間を知らない頭の弱いキャリアウーマンの役員が、いかにも幼稚な対応でパニックになりし、妙な利権をもとめる男、なぜかヒーローになる若者オーウェン、少年二人の存在感の薄さ。これほど、レベルダウンすると、もうやめればいいんじゃないかと思う。
おもしろくなかったわけではないが、ワンパターンのパニック映画で終始した感じの映画だった。