くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「西遊記2妖怪の復讐」

kurawan2017-09-08

西遊記 2 妖怪の復讐」
前作はチャウ・シンチー監督で、ギャグ満載ながらも若干物足りなさを覚えたが、今回は製作に回り監督はツイ・ハーク。さすがに豪快すぎるスケールの大きさに下手なハリウッド大作よりよっぽど面白い仕上がりになってました。一方でストーリーはかなり適当でしたが、そんなものはどうでも良いです。面白かった。

ガリバー旅行記のようなシーンで玄奘が小人たちに捕まっているシーンから始まる。実はそれは夢で、孫悟空たちと天竺への貧乏旅行をしていた。立ち寄った家でご馳走を食べていたが、実は家人は皆蜘蛛女の化け物で、ここで最初のバトル戦。まずは最高に楽しませてくれる。

そして、出発地に戻った玄奘たちは、国王に成り代わっている妖怪とのバトル。壮絶なシーンが繰り返され、退治して、本物の王から女を譲り受けたが実はこれも妖怪。ただ悪者ではなく、本当の悪者は王の側近の女で、彼女が後を追ってきてクライマックスの大バトルとなっていく。

このクライマックスのバトル戦がとにかく面白い。スケールがでかいのとカメラワークが豪快なので楽しめる。ここはさすがにチャウ・シンチーとは違ってツイ・ハークの演出の手腕が光る。そして大バトルの末に倒して最後はGMEN75のテーマでエンディング。

エンドクレジットの後、これは大作では無いぞと叫ぶ監督?のカットでエンディング。この遊びが最高である。こういう映画をみると香港映画はすごいなと思ってしまいます。