「ゼブラーマン」
痛快でした。これこそ娯楽映画!!ってやつです。
どこまでが虚構?どこまでがノンフィクションの映画の世界?
もう、ほんとに楽しめました。
映画館に入って、映画が始まるとそこはもう非現実の世界。すべての現実のつまらない世界が吹っ飛んでしまいます。最高でした。笑えるし、泣けるし、感動するし、娯楽とはこれだという作品ですね。
もちろん、軽いのりで作った映画ではなく、しっかりとしたストーリー設定と演出で、一歩間違うと、稚拙な子供・・・・祭りの一編になってしまいそうな物語なのに、大人向けに楽しめる。なかなか、日本映画もまだまだか?と思わせる一作でした。
よおく考えるとばかばかしいのに、なぜか最後までしっかり見てしまう。これをテレビで見たら、全然でしょうね。テレビでは絶対出来ない作品。映画館で見てこそ楽しめる作品に出会いました。
哀川翔はいいねえ。かっこいいのに三枚目役で、でもヒーロー。こんな一生懸命な人物、みんなが今忘れている姿がここにあります。
どうも最近、映画に対し完成品を求めすぎてるのではないですかね。CGでリアリティを求めたり、スペクタクルを求めたり、もっと、たのしい映画を作らなければいけませんね。
こんな映画を待っていたのかもしれない。かつての「太陽を盗んだ男」を見たときのような感動がよみがえりました。