くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「映画ビリギャル」

kurawan2015-05-04

塾の講師が書いた原作を元にした熱血根性物語、という感じの一本。監督は土井裕泰なので、それなりの期待もあったが、結局主演の有村架純を見るだけの映画だった。

もう少し、面白く出来なかったのか、もっと面白い展開や、テンポが作れなかったかとおもうのは、ただ脚本の作り手の安易さだったのかもしれない。つまり、有村架純が出ればいいのだという会社側の意向をそのまま鵜呑みにして、面白い映画をつくろうという気持ちが無かった出来栄えという感じなのです。

冒頭の、主演の工藤さやかが、とんでもないアホぶりをひけらかして、とんでもなく明るく振る舞うさまは、もっと面白くなるはずなのに、成りきれていないし、遠慮が見える。ここをもっと引き立たせ、一方で、父親の傲慢ぶりを際立たせて、ラストに持ち込めば、もっと面白い映画になるだろうに、土井裕泰監督もちょっと、腕が鈍ったかなという感じです。

でも、いたるところに出て来る有村架純のミニスカ姿、制服姿、などなどがとにかく可愛いし、彼女ありきで見ることが出来たのも確か。その意味では、普通の映画だけど、満足できたかなという一本でした。

クライマックスの、感動の合格発表のシーンも、これという工夫もない。でも有村架純はかわいい。それで十分じゃないの?という映画です。いやぁ、かわいかった。