くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「スター・トレック」

スター・トレック

おもしろかったですよ。始まってからラストまで、画面から目を離せませんでした。

もちろんあの名作テレビドラマ「スター・トレック」(日本では「宇宙大作戦」)の映画版。といっても今から20年余り前に巨匠ロバート・ワイズ監督が映画化し、その後シリーズ10本が作られていますが、今回は新生「スター・トレック」なのです。
監督は「M:I=3」のJ・J・エイブラムス。「M:I=3」のときも、見事な演出でスリリングな作品を完成させていて、非常に面白かったので、期待している監督の1人ですが、なかなかどうして、今回の作品も息をもつかせぬ場面展開のスピード、そして、縦横無尽に動き回る画面の面白さ、CGを効果的に利用したSFらしいSF映画に仕上げています。

なんといっても、テレビシリーズの面白さである、濃厚なSFドラマのエッセンスが見事に再現されたのは、あのロバート・ワイズ版よりも数段面白かったし、うれしかったですね。
オリジナル作品のよさを完璧に近い形で映画化した成功作品だと思います。

もちろん、強引な展開など脚本のほころびは所々に見られるものの、そんな欠点をカバーしてそれ以上にSFドラマとして見事に仕上がっているのです。そこがなんとも、わくわくするほどに面白い。
ある意味「宇宙大作戦」に熱狂した少年たちの心をばっちりつかんだのではないかと思います。その意味で、女性にはちょっと、SFっぽすぎて、ついていけない、面白くないと思う人もいるかもしれませんね。それほど、サイエンスフィクションの完成作品なのですよ。

物語は、ロバート・ワイズ版が、テレビシリーズの続き的な物語で、オリジナルキャストによるオリジナル版に対するオマージュ的な要素がふんだんに入っていましたが、今回の新生は、テレビシリーズの一昔前から物語をスタートさせ、オリジナルキャストの若き姿を描くとともに、タイムパラドックスから生まれた、パラレルワールドとして物語が進行するので、テレビシリーズで描かれたさまざまなエピソードにこだわらないつくりになっています。そのために純粋にSF映画として楽しめるし、実際、本当にエンターテインメントとして面白いので、テレビ版にはまった世代でなくても十分に楽しめるのです。

もちろん、オリジナル版を知る人は、その面白さもあるかも知れず、さらにトレッキーと呼ばれる熱狂的なファンにはさらに奥の面白さを発見するかもしれませんが、本当に、この映画おもしろかった。もっと大きなスクリーンで、もう一回見てみたいと思います