30数年前に見た作品ですが、公開当時わずか一週間で突然上映打ち切り、幻のラブストーリーとしてカルトな人気を誇っていた作品です。
久しぶりにみて、あのファンタジックな物語にまたもや引き込まれました。脚本が丁寧でまじめなんですね。だからこの映画、あり得ないSFなんだけれども惹かれてしまうのです。もちろん、ストーリーも結末も知っているので、それを再確認してしまう部分もあるのですが、あれだけ突拍子もない方法でタイムトラベルするという展開を「もしかしたら?」なんて思わせるきまじめな演出に拍手したいと思います。
映画としての完成度はどうとかいうのはこの映画に関しては当てはまりません。スクリーンから語りかけてくるファンタジックな愛の物語、一途なラブストーリーを素直に感じ取って、感動する映画だと思います。
終盤、クリストファー・リーブが見つけたコインで現代へ戻るときの手を伸ばした姿は何度見ても胸が熱くなりますね。
やはり、隠れたラブストーリーの名作だと思いますよ。こういう映画を大事にしたいですね