くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ターミネーター 新起動/ジェネシス」「踊るアイラブユー

kurawan2015-07-10

ターミネーター;新起動ジェネシス
オリジナルがあってこその作品として完成された感じの一本だった。これまでの物語の復習のような作品で、ようするに、これまでのシリーズをリセットしますといわんばかりに映画が終わる。とはいえ、おもしろかったっからいいとしようか。監督はアラン・テイラーである。

映画はオリジナル版のきっかけになるシーンから始まる。ジョン・コナー率いる反乱軍が、サイバーダイン社を制圧、人類の勝利に終わる。しかし、その直前、完成したばかりの時間転移装置で、ジョン・コナーの母サラ・コナーを殺すべくターミネーターが送り込まれる。ジョンはそれを阻止するため、カイルを過去に送る。ここまではオリジナルのままだ。

しかし、カイルが1984年に着くといきなりターミネーターにおそわれる。しかし、彼を助けたのは、旧タイプのターミネーターとサラ・コナーだった。つまり過去は変わっているのだ。

こうして物語は幕を開けるが、実はサイバーダイン社が手がけたスカイネットとは
ジェネシスというコンピューターシステムで、それが稼働を始める2017年に行く必要があるということになり、旧タイプのターミネーターが作った時間転移装置で、未来へ移動してバトルが始まる。

結局ハッピーエンドになったかに思われるが、実は、なにか変化があるようでというエンディングで終わる。

アクションはありきたりで、オリジナルとそれほど変わらないし、ストーリーのおもしろさは、オリジナルを踏襲した形で、目新しさもない。ジョン・コナーが磁性体と合体したターミネーターになっていたり、ジョン・コナーが子供時代のジョン・コナーと出会ったりと、タイムパラドックスが満載の一本で、ここまでセオリーをつぶしてしまうと、もうタイムトラベルものではなくなった気がする。

おもしろくないわけではないが、それはオリジナル版を知っているからであり、それ以上ではなかったのがちょっと残念。


「踊るアイラブユー♪」
マドンナ、ホイットニー・ヒューストンシンディ・ローパーらの10年代ヒットナンバーで描くミュージカルである。

イタリアのプーリア海岸、主人公のテイラーが友達と遊んでいる。恋人ラフとラブラブになったものの大学に進むテイラーと別れ、三年がたつ。

カットが変わると、空港に着いたテイラー、姉マディに招待されて、イタリアに戻ってきたが、何とマディは結婚するという。それもお相手はかつてのテイラーの彼氏ラフ。

こうして、微妙なラブストーリーが幕を開ける。

時折挿入されるヒットナンバーが心地よく、美しい歌声とダンスに引き込まれます。

ラストはマデイも、追っかけてきた元彼ダグと懇ろになり、テイラーもラフとよりを戻しハッピーエンド。

監督はマックス・ギワという人です。

ストーリーはシンプルですが、懐かしい名曲に乗せて群舞するシーンが楽しくて、最後まで飽きない映画でした。