「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」
新猿の惑星シリーズの三作目、元ネタの流れを汲んで行く大河ドラマなので、ラストはそれなりに胸に迫るものもあった。でも、どう見ても「地獄の黙示録」やったなという感じです。監督はマット・リーブス。
人間と猿の戦いも二年となり、猿のリーダーシーザーは森の奥地で隠れている。ある時、人間の大佐が襲ってきてシーザーの妻と息子一人殺され、シーザーは大佐に復讐を誓い、近い仲間三匹と森を出るが、その間に猿たちが捕まり、大佐が潜む森の奥地で巨大な壁づくりをさせられていた。
物語は復讐に燃えるシーザーが大佐の本拠地にたどり着き、仲間を脱出させるべく作戦を立てるアクション仕立ての展開となっているが、どう見ても大佐はカーツ大佐のイメージだし、要塞の様相はまさに「地獄の黙示録」である。
大佐は、自分たちを抹殺しようと迫る別の人間たちを恐れていて、シーザーが猿たちの脱走に成功した矢先、大佐討伐の人間軍団が襲いかかり、しかも大佐は猿ウィルスにかかり自殺。大佐の軍は殲滅させられるが、その直後雪崩が襲い、攻撃軍も全滅。猿たちはなんとか逃げ果せるが、シーザーはその時に傷をおい、息を引き取りエンディング。
それなりに面白い出来栄えになっていますが、それ以上でも以下でもない作品でした。シーザーの生き残った息子コーネリアスが物語を引き継ぐのでしょうね。