「架空OL日記」
女子銀行員のいわゆる女子トークをオムニバス風に描いていくたわいのないコメディ。バカリズムがブログに綴ったもののテレビ放映版の劇場版。それはそれで楽しい映画でした。まあ、テレビレベルですけどね。監督は住田崇。
主人公私が月曜の朝、憂鬱なスタートから映画は始まり、銀行内の様々なエピソードが女子行員の目として描かれていく。まあ、裏話である。
銀行勤した私としては、知ってるようで新鮮なようで、アルアル感満載の微笑ましいエピソードの数々を楽しめました。
「武装市街」
普通のサスペンスノワールでしたが、全然退屈しないし、話が単純で、今となっては古さを感じるものの、素直に楽しめました。監督はルドルフ・マテ。
社長秘書のジョイスが社長の娘で盲目のローナと別れて列車に乗るところから映画は始まる。ところが、ジョイスは列車の中から猛スピードで走って来る車を見つける。車の男二人が列車に乗り込んで来るが、一人の胸にピストルを見つけ、車掌に連絡。車掌は次の駅の鉄道警察に連絡する。
駅で出迎えたのは鉄道警察のカルフーン。ジョイスの言われる男二人をつけて、ロッカーにカバンを入れるのを見届ける。そのカバンにはローナのスカーフが入っていて、ローナが誘拐されたことがわかる。間も無くして、ローナの父に連絡が入る。
物語は、犯人たちとカルフーンら警察との駆け引きを中心に、ローナの命を最後に奪おうとする犯人から彼女を助ける下へと進んでいく。駅の裏のトンネルや、牛の待機場所など独特の景色がなかなか楽しめる作品で、ずば抜けた演出も見られるわけではないけれど、面白い娯楽作品に仕上がっていたと思います。