くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「バッドボーイズ RIDE OR DIE」

バッドボーイズ RIDE OR DIE」

これぞアメリカ映画と言わんばかりの派手なアクションをラストの見せ場に、それまでの話はひたすらジョークネタの掛け合いで突っ走る。今回、クライマックスの廃園での銃撃戦がドローン攻撃も加えてのスピーディでハイテンポな迫力に圧倒される作品でした。ただ、キャラクターの関係をほとんど忘れているので、それを思い出しながら物語を追っていくので、正直、お話はどうでもいい感じでした。まあ、気楽な娯楽映画という出来栄えは楽しめる一本でした。監督はアディル・エル・アルビ。

 

マイクがクリスティーヌとの結婚式へ向かうが、時間ギリギリで車を吹っ飛ばしている。横に乗ったマーカスが気分が悪いとドラッグストアに立ち寄り、そこで強盗と鉢合わせをする場面から映画は幕を開ける。結婚式は無事終わるが、マーカスがダンスをしていて心臓発作で倒れてしまう。急死に一生を得て病院で目覚めたマーカスは死の直前に見た何かで妙な霊感が現れる。そんな頃、麻薬カルテルとの不正に手を染めているマクグラスは、亡きハワード警部の口座に大金を振り込ませ、汚名をなすりつけようと画策していた。

 

マイクとマーカスはハワード警部の汚名を晴らすために動き始める。マクグラスがハワード警部のパソコンに接触したために自動でマイクたちにビデオメッセージが送られ、マイクたちはハッカーフレッチャーに接触しにいく。しかし二人の行動はなぜかマクグラスに知られていて、マイクたちは襲撃される。マイクたちはクリーンだと思われるドーンとケリーのみと情報を共有して行動を進める。

 

ハワード殺害の犯人を知るアルマンドは刑務所にいたが、そこでマクグラスの指示で殺されかかったことを知り、マイクたちはアルマンドをマイアミに移送するように上司のリタに進言する。しかし、それもマクグラスの知るところになっていてヘリコプターが襲われ、マイクとマーカスが警官を殺してヘリコプターを奪いマイクの息子アルマンドを奪取したという嘘の連絡をさせる。ヘリコプター内での銃撃でマイク、マーカス、アルマンドはジャングルに不時着する。

 

ハワードの娘でFBI捜査官のジュディはマイクたちを指名手配にし、マクグラスはマイクらに賞金をかけて、ギャングたちに探させる。マイクたちはドーンの隠れ家に避難し、膨大な資料からアルマンドマクグラスを特定する。マイクはマクグラスが黒幕であるとリタに報告するが、直後マーカスとマイクの自宅が襲撃され、マーカスの自宅は義理の息子リジーの活躍で無事治るが、マイクの家のクリスティーヌと心配でやってきたジュディの娘キャリーはマクグラスに誘拐される。リタの交際相手ロックウッドがマクグラスに情報を流していると判断したマイクたちは、リタに拉致されたロックウッドを使って、クリスティーヌとキャリーを外国に移送するという偽の連絡をマクグラスにする。

 

マイクたちは、マクグラスがクリスティーヌたちを拉致している遊園地にロックウッドを囮にして乗り込む。そして大銃撃戦の後、クリスティーヌとキャリーを奪い返し、そこへジュディたちも駆けつけ、その場にいたアルマンドを追い詰めるが、アルマンドに命を救われたキャリーの必至の懇願で、ジュディはアルマンドを解放する。マイクはアルマンドをボートに乗せて送り出し、全ての事件は解決、アルマンドのみ逃亡したままというニュースが流れる。マーカスとマイクらがBBQをしている平和な場面で映画は終わる。

 

ストーリーはかなり雑だが、派手なアクションとクライマックスの縦横無尽のカメラワークは見る価値がある。結局気楽なエンタメ映画ではあるけれど、これがアメリカ映画の醍醐味だと思います。