くらのすけの映画日記

大阪の社会人サークル「映画マニアの映画倶楽部シネマラムール」管理人の映画鑑賞日記です。 あくまで忘備録としての個人BLOGであり、見た直後の感想を書き込んでいるので、ラストシーンまで書いています。ご了承ください

映画感想「スターダスト」

スターダスト

急に非現実的な世界がみたくなって、衝動的にみたのがこの「スターダスト」
まぁ、見る予定だったから後悔はしたくないのですが、こんな映画があるんですね、とはっきり言ってうんざりしてしまった。

脚本のできの悪さに加え、演出もひどいもので、ファンタジーの王道をいくのかと思いきやそうでもなく、といって斬新な演出を試みるのかと思いきやそうでもなくて、ぶつ切りのように話やシーンがとぎれて、リズムも何もあったものではない。

豪華俳優陣として、ミッシェル・ファイファーやロバート・デ・ニーロなどが大作よろしく登場するものの、別に彼らでなくても全然問題のないストーリー展開の上に、主演の二人にあまりにもオーラがないので、まるでファンタジックなおとぎ話に見えない。その上、全く笑えないギャグの連続、全く手に汗握らないアクションシーンの連続、全く伏線のないショットの繰り返し。

映画は最後の最後まで席を立たないのを信条とする私としては忍耐の一語につきる作品でした。

突然落ちてきた星が実は美しい女性、しかも胸には王族の継承者に次がれるべき宝石がつけられている。
彼女の心臓を食べると永遠の若さを得ることができるとつけねらう魔女たち、恋人に流れ星をとってくると約束して出会う主人公、なぜかわざとらしく登場する空飛ぶ海賊、お膳立てに負けてしまったファンタジー大作の大愚作。

とまぁ、映画は原則としてけなしたくないけれど、さすがにエンドロールがでたとたんに席を立つ人がいっぱいいたことでも、この映画の退屈さが計られたと思いました。