くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

「ラブストーリー」見ました。吉永小百合の出演作111本目

Cinema-Topix


昨日、韓国映画「ラブストーリー」を見てきました。
傑作とか秀作とかいうたぐいの映画ではありませんでしたが、純粋な一本筋の通った恋愛映画でした。
前半部分はどうも、リズムが悪いのか、もう一つのってきませんでしたが、中盤から、後半になってくると
素朴なラブストーリーが全編に漂ってきて、引き込まれました。
ラストは本当に感動しました。素直な良い映画だと思います。

久しぶりにテーマ曲が心に残る名編だったと思います。



吉永小百合の出演作111本目は
行定勲監督の感動巨編「北の零年」!
2004年2月9日(月)13時〜
赤坂プリンスホテル『五色の間』において、映画『北の零年』製作発表が、多くのマスコミを招いて行われた。
 
 
会見は第一部・第二部にわかれ、第一部には出資関係者・スタッフが、第二部にはキャストが登檀し、挨拶等を行った。

「素晴らしいキャストとスタッフがたすきをつないでいき、最後に観客の皆様からあたたかい拍手をいただければと」(吉永小百合

 吉永小百合のなんと111本目!の出演作は、「GO」の行定勲監督による、構想10年・製作費15億円を費やした感動巨編「北の零年」である。まさに東映が社運をかけて放つというこの超大作は、未開の地、北海道の原野開拓に挑む人々の愛とロマン、そして未曾有の困難と葛藤の日々を綴った壮大な物語となっている。そんな本作の製作発表が、2月9日(月)に行われた。

 もちろん、キャストも圧倒されるほどに豪華な布陣。壇上に上がったのは、主演の吉永小百合を筆頭に、渡辺謙豊川悦司石田ゆり子石原さとみ平田満香川照之など、そうそうたる顔ぶれ。記者会見は澄んだ音色のオカリナ演奏と、人口の雪を降らすという粋な演出のもと、第1部の製作・スタッフ陣、第2部の俳優陣と、2段構えで行われた。

 これまでにない規模の超大作を手がけることになった行定勲監督は、少し硬めの表情でマイクを手にとった。
「この映画の脚本には、今の自分がおかれている立場とリンクするものがありました。この映画を作ることによって、殺伐とした世の中に、ひとつの希望が映し出せればいいと思っています。正直、プレッシャーは感じていますが(笑)、キャストやスタッフの思いが同じ方向を向いているという手ごたえを感じられる瞬間が何度もあり、ワクワクしながら撮影を進めています。」

 夕張でのロケは2月17日(火)にクラインクインする予定だが、それについて監督は
夕張市は、ゆうばりファンタスティック映画祭がずっと行われていたりと、映画を受け入れる基盤が根付いているから、地元の人々をエキストラやボランティアを通じて巻き込んでいきたい」とアピールした。

 そして、俳優陣のトップ・バッターはもちろんこの人、主演の吉永小百合である。
「今から25年前、『動乱』(’80)という映画の撮影で1年間北海道のサロベツで過ごしました。その時からもう一度、映画の世界で生きてみようと思うようになり、気がつけば25年という年月が経っていました。この作品は『北の零年』というタイトルですし、私も新人に戻ったつもりでスタートしたいと思っています。 また、本作はマラソンではなく駅伝のような作品になるのかしらと思っています。素晴らしいキャストとスタッフがたすきをつないでいき、最後に観客の皆様からあたたかい拍手をいただければいいですね」

 また、豊川悦司吉永小百合のスピーチの内容を受けた上で
「個性的で華のある方々と共演できることを、一番の楽しみにしています。また、行定監督との仕事は初めてですが、雄大大自然に囲まれて一人の男を演じることに幸せを感じています」と語ると、同じく香川照之も、「たとえ足があがらなくなっても、たすきを前につなげて、ゴールを切りたいです」と力強く断言した。

 キャスト陣の最後を締めくくったのは、「ラスト サムライ」のアカデミー賞ノミネートで時の人となった渡辺謙。ここでは今回のキャスティングにまつわる意外なエピソードも登場。
「吉永さんとは『千年の恋』で一度ごいっしょさせていただいてます。その後、私がいろいろとたてこんでいた時に、吉永さんから心温まるお手紙をいただいて非常に嬉しかったんです。それで『ラスト サムライ』をニュージーランドで撮影している時、本作の話を知って、すぐにマネージャーを通して、どんな端役でもいいから出演したいとい意向をお伝えしたんです。そしたら、こんな大役をいただき、本当に感謝しています」と、嬉しそうに話していた。

 今、日本で最もパワフルにメガホンをとる行定監督のもと、まさに今後の日本映画界を牽引していくスターたちが集結したこの作品。雪深い夕張のロケはいよいよ明日スタートとなるが、それぞれの思いをつないだ“駅伝”的作品は、また吉永小百合の映画史にとっても、他のスタッフやキャストにとってもメモリアルな1作となるに違いない。







公開作品・公開待ち作品紹介



北の零年

監督:行定勲 
出演:吉永小百合 豊川悦司 渡辺謙 石田ゆり子 阿部サダヲ 平田満 石橋蓮司 香川照之




 


行定 勲監督

1968年熊本県出身。助監督として岩井俊二監督作品等に参加し、長篇第1作「ひまわり」(00)で釜山国際映画祭批評家連盟賞を受賞し、演出力のある新鋭として期待を集める。
「GO」(01)では日本アカデミー監督賞をはじめ数々の賞を受賞。
その後「ロックンロールミシン」(02)「JUSTICE」(02)を手がけ2004年には「きょうのできごと」「世界の中心で、愛をさけぶ」が公開される。




吉永小百合出演


小松原志乃
四国淡路稲田藩の元藩士・英明の妻。政府の命により北海道移住を余儀なくされた夫が待つ北海道へと、娘多恵と共に旅立つ。
到着後は“我らの国を作るのだ”という夫との夢を叶えるため、慣れない鍬を手に懸命に地を耕す。
夫の行方不明後もその姿勢を貫き、さらには牧場を作りあげ、愛する夫を一途に待ち続けている。






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